2012.08.06
海外での活動

図書館コーディネーター合同研修

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ
活動風景

みなさん、こんにちは。
ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の菊池です。

前回に続き、難民キャンプで実施している研修についてご紹介させて頂きます。

7月24日~27日までの4日間、メラ難民キャンプで図書館コーディネーター合同研修会を実施しました。この研修には、7難民キャンプの図書館コーディネーターを中心に、OCEE(キャンプ教育部会)、KYO(図書館青年同盟)のメンバーが参加しました。

(チームビルディングの解説をするセイラースタッフ)

 

普段は顔を合わせることがない各難民キャンプの図書館コーディネーターが一堂に会して、SVAの歴史や図書館コーディネーターの役割、ファシリテーターとは、チームビルディング、報告書の書き方、モニタリングの仕方、報告書用の写真の撮り方、読み聞かせの技術や新しいゲームの習得など、様々なトピックについて学びました。最初は少し緊張気味だった参加者も、日が経つにつれて他のキャンプからの参加者とも打ち解けあい、図書館活動の改善に向けて様々な議論をするようになりました。

 (キャンプを越えて一緒に議論する図書館コーディネーターたち)

 最終日には、3チームに分かれて、メラ難民キャンプの3か所の図書館を訪問し、これまでに学んだことを活かして、各図書館のモニタリング、図書館員へのインタビュー、そして子どもたちへのおはなしの読み聞かせやゲームを行いました。子どもたちを目の前にすると、自然といつもの調子が出てくるようです。

(メラ第5図書館で自己紹介をするグループ2のメンバーたち)

今回の研修を通して、図書館活動に関連する新しい知識や技術を身に付けることができましたが、何よりも同じ立場で図書館活動をサポートする仲間に出会えたことで、みんなのモチベーションがかなり上がったようです。図書館コーディネーターとして普段悩んでいることや、その改善のための工夫について、お互いにアドバイスをし合うことができました。

(最後はみんなで一緒に写真撮影。4日間お疲れ様でした!)

 

この研修を通して、各難民キャンプで、自分たちのコミュニティのために図書館活動を盛り上げていこうと話し合うことができました。これからも難民キャンプの垣根を越えて、みんなで力を合わせて、よりよい図書館活動を目指していきたいと思います!

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所
菊池礼乃