カンボジア 全国おはなし&図書館大会 開催!
みなさま、こんにちは。カンボジア事務所の萩原です。
2月24~27日、バッタンバン州で全国おはなし&図書館大会を開催しました!
おはなし&図書館大会は、カンボジアでの読書推進や学校図書館の活性化を目的としたもので、おはなし部門(おとな33人、子ども22人)と学校図書館部門(11校)があります。
では、会場の様子をのぞいてみましょう!
こちらは会場になったバッタンバン州の教員養成校。未来の先生たちが学ぶ場所です。
こちらのホールを借り切って行いました。
会場に入るとまず目に入るのは、学校図書館の制作物展示。
各州の学校図書館の先生たちが、自ら制作した教材や装飾、折り紙などを展示します。
これは読み聞かせの前に子どもたちをリラックスさせるために行うゲームの道具。
教材制作が大好きな図書館員の先生。うれしくて仕方がないのか満面の笑みでピースサイン。
教員養成校の学生たちも、授業の合間に訪れて興味津々の様子。
展示を準備した図書館員の先生が、未来の先生たちに作り方をアドバイス。
続いてメインホールへ。
こちらでは、おはなしの読み聞かせや学校図書館のプレゼンテーションが行われます。
写真はおはなし読み聞かせ・おとな部門。図書館員の先生による読み聞かせです。
絵が右へ、左へと動いて、みんなの目も釘付けです。
子どもたちも負けていません!
みんなお気に入りの一冊を選び、100人近い観客の目の前で堂々たる読み聞かせっぷり。
「はらぺこあおむし」偕成社
最終日の閉会式では、審査の結果発表が行われました。
ロット・ボラックくん(子ども読み聞かせ部門優勝・バッタンバン州)
「優勝してとてもびっくりしています。このコンテストのため、3週間前から練習を重ねました。本当にうれしいです。」
ンゲ・ボパさん(おとな読み聞かせ部門(絵本の部)・プノンペン)
「他の方々も素晴らしいパフォーマンスだったので、優勝できて驚いています。とてもうれしいです。これからもたくさん読み聞かせをして、子どもたちがたくさん本を読むように薦めていきたいと思います。」
こうして4日間の日程を終え、閉幕したおはなし&図書館大会。
「今回参加して、他の図書館の先生からいろいろ学んだ。」
「これから自分の学校でも生かしていきたい。」
…そうしたうれしい声を、参加者の皆さんから聞くことができました。
このおはなし&図書館大会が、図書館の先生が「これからもがんばろう!」「もっと良い学校図書館にしていこう!」と思い、子どもたちが、「ぼくも、わたしもおはなしを読んでみたい!」と思うようなきっかけになればと思います。
全国おはなし&図書館大会は、カンボジアのメディアでも取り上げられました。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=780808282004920&id=341641509254935
また、全国おはなし&図書館大会は、株式会社ファーストリテイリング様よりご支援いただきました。