「水に流されたけど運よく助かったよ」調査報告｜令和6年7月豪雨

この度の令和６年7月豪雨により、秋田県、山形県を中心に甚大な被害がもたらされました。
被災された方々に心からお見舞い申し上げると同時に、被災地の方々の安全を心からお祈り申し上げます。

シャンティは8月1日から職員を山形県戸沢村に派遣し、調査を行いました。

被害を受けたお宅

被災された方からお話を伺いました。
「戸沢村では、７月２５日夜９時ごろ避難命令が発令されたんだよ。車で避難を開始したけど川の水位の上昇により、対岸の避難所には行けず道の駅の駐車場で一晩過ごしたんだ。その駐車場から最上川が氾濫する様子をみていたんだ。豪雨と雷で恐怖だったよ」

「６年前にも２度水害があり、その後行政が堤防を設置したにもかかわらず、今回の水害が発生したんだ。もうこの家には住みたくないな。今日仮設住宅に関するアンケートがあったから、仮設住宅の設置と居住を希望したんだ」

「一度避難したが、農機具や電気製品等が心配で家に戻ったら、最上川を越水した水が急に押し寄せてきたんだ。慌てて、家の窓枠につかまったけど耐えきれず流されてしまったんだ。運よくビニールハウスの策につかまって助かったんだよ。
　農機具が浸水してコンピューターがダメになったからもう使えないんだ」

災害ゴミが道端に積まれています（山形県・戸沢村、シャンティ撮影）

 

泥かき作業（山形県・戸沢村、シャンティ撮影）

シャンティは社会福祉協議会、現地関係者と連携し、水害対応資機材の供与、復興イベントを実施する予定です。

 

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