2019.09.02
緊急人道支援

【令和元年8月九州北部豪雨】佐賀県へ職員を派遣します

国内災害
水害

この度の豪雨水害により被災された皆さまへ、衷心よりお見舞い申し上げます。

シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区)は、秋雨前線による豪雨において被災した地域での緊急救援活動を開始しました。2019年8月28日未明に降り出した雨は活発化した前線の影響で、局地的に大雨となり、各地で土砂崩れや河川の氾濫による大きな被害がでています。

現地の関係者との連携による支援活動

甚大な被害を受けた佐賀県へ、2019年9月3日より有馬嗣朗(理事)、関尚士(地球市民事業課課長)、召田安宏(広報・リレーションズ課)の3名を派遣します。道路等の断絶により報道されていない被害も予測されることから、まずは被災地での状況やニーズを把握することが大切です。そのニーズを元に、現地の関係者と連携しながら、被災地での状況にあわせた被災者支援活動を行います。

シャンティ国際ボランティア会 理事 有馬嗣郎 シャンティ国際ボランティア会 関尚士 シャンティ国際ボランティア会 召田安宏
左から:有馬嗣郎、関尚士、召田安宏

 

九州北部豪雨の状況

九州北部で「線状降水帯」が発生、発達した積乱雲が次々と流れ込み、佐賀県では28日明け方までに1時間に110mmから120mm以上の猛烈な雨が降りました。気象庁は佐賀県、福岡県、長崎県で数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨により、重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高いと判断。8月28日05:50に大雨特別警報を発表しました。

佐賀県では、牛津川と松浦川で氾濫し、県内全市に対して災害救助法が適用されました。

また、佐賀県大町町では鉄工所の石油類タンクが浸水し、近くを流れる六角川に最大8万リットルの油が流れだし、近くにある病院にも流れ込みました。そのため、避難所の長期化が懸念されています。