2010年度 学校開始!
SVAラオス事務所 の伊藤です。
ラオスでは、9月3日から、2010年度の授業が始まりました。
ここ2カ月程、ラオス事務所の常設図書館に来る子どもたちは、
「夏休み」ムードで、朝から夕方までいたのですが。
新学期が始まり、雰囲気一転。
Tシャツ・短パン姿が、制服姿のお姉さんたちにかわり。
わが移動図書館活動担当のミンチェンスタッフも、
ヴィエンチャン近郊貧困地域の小学校へ、、、
学校教育支援事業課のブンニュアイさんも、
はるか800キロ南のサラワンへ、、、
学校建設支援、教員研修を行っている同地の小学校の
今年度の登録児童数など、データを集めに出かけました。
そんな中、ラオス政府も動いています。
一昨日は、ここラオスで、「EFAグローバルモニタリング・レポート」 ラオス語版サマリー
ローンチが行われました。
2015年までに、全ての学齢児童が初等教育を受け。男女の格差を改善し。教育の質も改善していこう。
という目標に向けた世界的な試み「万人のための教育(Education For All:EFA)」の枠組みのため、
毎年のモニタリング報告をまとめたレポートです。
左から、日本語版、英語版、ラオス語版。
日本語版は、SVAが会員でもある教育協力NGOネットワーク が、JICA、ACCUと共同で作成しています。
私自身、東京事務所勤務だった、2007年、2008年、2009年に、日本語版サマリー制作に携わっていました。
翻訳とか、出版にこぎつけるまでのプロセスの苦労がわかります。
ラオス語版に出会って、なんだか感慨無量、、、、。
ちなみに、日本では、3月に発行した日本語版。
ここラオスではオリジナルが発行されてから、
10カ月近くかかって、翻訳頑張った
そろそろ2011年度版が発行される時期ですが、、、
感慨にふける暇もなく、会議から事務所に戻り
全調整員の机の上に、ラオス語版と英語版を並べて、
「はい、全員しっかり読んでおきましょう」、と指示メッセージ。
今朝、図書館事業課のカムコン・スタッフが、早速。
「すごい良くわかりやすいレポートだった」と、、、。
こうして、ラオス語で少しでも多くの人に、世界の教育の現状をわかってもらうことも、翻訳版の役割です。
さて、
今年度も、一人でも多くの子どもが、学校に通い、退学せず、留年せず、しっかり学習できるように
ラオス事務所、始動していきます。
ラオス事務所
所長 伊藤解子