☆図書館事業課のお仕事☆
サバーイディー(^-^)(ラオス語の“こんにちわ”)
SVAラオス事務所で研修をさせて頂いています、成城大学文芸学部3年生の高市 史です。
ここラオス事務所 には学校教育支援課、図書館事業課、総務・経理課の3つの課があります。私はその中の図書館事業課のお仕事を勉強させてもらっています。
事務所内では資料をまとめたり、翻訳作業などといったデスクワークを中心にしています。
またスタッフの方の出張に同行させて頂ける機会も多く、様々な現場からNGOの仕事を見て学ぶことができ、とても貴重な毎日を過ごしています
図書館事業課では公共図書館の支援、移動図書館活動、絵本の出版、そして事務所の1階に図書館を開いていたりと、日々色々な事業を進めています。
先日は事務所のある首都ヴィエンチャンから車で9時間ほどかかる、ラオス南部のサワンナケート県とチャンパサック県の2つの公共図書館のモニタリングに同行させてもらいました
サワンナケート県公共図書館
サワンナケート県情報文化局
今回のモニタリングでは、図書館員の方々の人材育成のために、SVAラオス事務所が行った研修会の内容が、その後きちんと生かされているか、などを話し合いました。
それが終わると次に向かうのは、行政における公共図書館の管轄である、情報文化局です。
こうしたモニタリングの際には、当の公共図書館員の方だけでなく、国立図書館の方も同席したり、行政の方々と直接話し合う機会をつくるようにしています。そうすることで、お互いの情報共有ができ、協力体制もつくられていくそうです。
特にこのサワンナケート県の公共図書館には、直接の管轄ではない教育局も積極的に取り組んでおり、とても良い協力体制がとられていました。
チャンパサック県公共図書館
チャンパサック県情報文化局
このチャンパサック県でも、情報文化局での話し合いに教育局の方が同席し、協力体制は重要であると話されていました。
支援事業を進める際に念頭に置く“出口戦略”
支援の期間が終わったら、現地の方々だけでも運営していけるように、自立発展性を見据えた活動を行うようにしているそうです。
そのためには、人材育成や関係者の協力体制が必要だということ、そしてひとつの事業を行うのにも様々な角度からの視点が大切だということが、今回の出張で実感できました。また、公共図書館では私の質問にも答えてくださり、とても興味深いモニタリングとなりました。
研修期間も残り1週間となりましたが、最後まで小さなことでもより多く学べるように頑張ります