ラオス版「小さな絵本の大きなチカラ」図書館
サバイディー!
ラオス事務所、学校教育支援(SEA)事業課の仁井です。
11月11日、12日に、ジャパン・フェスティバルが開催されました。
このイベントの主な目的は、東北大震災で被災された皆さまに多くの義援金を届けてくれたラオス政府と国民に対し、「ありがとう」の気持ちを伝えること。また、イベントを通じてラオスと日本の友好関係・相互理解を促進することもねらいの一つでした。
SVAラオス事務所も「小さな絵本の大きなチカラ~ラオス子ども図書館~」と銘打ってブースを出展しました。
(*2005年の愛・地球博。SVAが出展したパビリオンと同じネーミングにしました。当時、伊藤が担当しました。)
当日の様子をご紹介します。
まずは、ブース全体の様子。
一番手前には、共同出展した安井清子さんのモン族クラフトが並べられ、多くの通行人の目をひいていました。
また、パソコンのモニターには、ラオス事務所が東北大震災のために実施した義援金集めの様子や、ミンチェンが10月に被災地岩手、福島を訪問した際のおはなし会のビデオ、写真などが映しだされました。
大人の目線の高さには、SVAの活動写真がずらり。
奥には、子どもづれの親子が休憩したり遊んだりできるよう、絵本を読んだり、ぬり絵をしたりするスペースを設けました。
SVAがラオスで出版した絵本を展示したところ、大人から子どもまで多くの人が手に取ってくれました。
「絵本を届ける運動」のラオス語訳シール貼りに挑戦してくれたご家族。
お母さんがシールを切り、お父さんがとてもていねいに貼ってくださいました。
のんびり、和気あいあいと、家族で楽しい時間を過ごしてくれたようです。
達成感もあってか、3人ともとても満足そうな表情で、こちらまで嬉しくなって笑顔がこぼれました。
ほんの小さな絵本かもしれませんが、使い方によっては子どもも大人も笑顔になれる。
このイベントで、絵本の秘めている可能性と大きなチカラに気付かされたのは、他でもない私だったのかもしれません。
ラオス事務所 学校教育支援事業課 仁井勇佑