2018.05.31
海外での活動
ラオス事務所での勤務開始
皆様、こんにちは
元カンボジア事務所所長の玉利です。
今月中旬をもってカンボジア事務所での4年間勤務を終え、今週から新たにラオス、ルアンパパーン事務所に着任致しました。
ラオスとカンボジアは隣国同士とはいえ、平坦な土地が多かったカンボジアに比べ、こちらは山がちで、地形や植生が大きく異なります。また、人口の約9割がクメール人のカンボジアと比べ、ラオスは人口の約半数が48からなる少数民族で占められており、異なる言語が飛び交う民族色の豊かな国という印象です。
シャンティのラオス事務所はカンボジア事務所と同様、1990年代初頭に開設した歴史のある事務所です。しかし、現在は比較的新しい職員も多く、全体的に若々しい雰囲気です。これらの若手職員と一部のベテラン職員が協力しながら、複式の教員研修、学校建設、移動図書館活動、絵本出版などの教育支援事業を行っています。彼らがより質の高い業務を行い、結果としてラオスの子ども達の更なる教育の改善に繋げていけるように、他事務所での経験をいかしながら、ラオス人職員のサポートを行っていきたいと考えています。また、ラオスで業務を行う以上、この国の文化や国民性を理解し、政府や他団体職員とも協力関係を築いていけるように努めます。
東南アジアの中で発展から取り残された感じがあるラオス。山岳部は道路事業も悪く、多民族国家ゆえの教育普及の困難さもあると思われます。シャンティとしても行うべき活動がまだまだ多いと考えていますので、引き続き、ご指導、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。