2022.08.22
海外での活動

事務所合同の勉強会開催

ラオス

サバイディー!ラオス事務所の浅木です。5月以降に国境が開いた後、ルアンパバーンはものすごい勢いで海外からの観光客が増加しており、街中にも賑わいが戻っています。

 

特に最近はバンコク・ルアンパバーン間の直行便が再開したことや、国内鉄道の開通(詳細はこちらから!)により国内移動も手軽になったことからも、隣国タイからの観光客を多く目にします。世界遺産都市、観光地であるルアンパバーンではタイ語を駆使しながら呼び込み・接客するお店もたくさん。

 

実はタイ語とラオス語はとても似ていること、そしてラオス国内でもタイのテレビ番組が見られていたり、レストランやバーでもだいたいタイのポップスが流れていたりと身近な言語でもあるので、ラオス人の多くがタイ語を理解することができるようです。

 

 

そんな言語の類似性も追い風にし、ラオス事務所とタイにあるミャンマー(ビルマ)難民事業事務所とでオンライン勉強会を開催しました。普段は自国での事業実施をしている現地スタッフにとって、他の事業国でどのような活動をしているか詳細に知る機会も限られています。

お互いの事務所で行っている活動は異なるものの、もっと図書を活用してもらうにはどうしたら良いか、現地の人たちに積極的に参加してもらうためにどうしたら良いか、といった共通の課題や成果についても議論する時間が取れ、有意義なものになりました。

後半は、読書推進活動で使える演習セッションです。図書や紙芝居を使った読み聞かせ方法だけでなく、手遊び歌やレクリエーションゲームなど子どもたちが読書に向かうための導入・準備についても、実演とスタッフ間でのフィードバックを行いました。そして、使用言語はなんとタイ語!

 

 

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所のスタッフはみな勤続10年以上のベテランスタッフで、比較的新しいラオス事務所スタッフも刺激をもらった様子。「さっそく、次の移動図書館活動で教わったテクニックを試してみたい」「活動で出てきた課題を相談する機会があって良かった」と前向きな声がたくさん上がりました。

 

パンデミックによるオンラインツールの普及により、実現した今回の勉強会。場所や課題は違えど、志を同じくするシャンティ職員が各国で奮闘していることを身近に感じ、お互いに励まされた勉強会となりました!