ネパール土石流 発災から1週間
ネパールで起きた土石流と洪水から1週間が経過しました。
この間、死者、行方不明者の数は拡大の一途をたどり、9月2日時点でのネパール防災庁の報告によると、死者数1,118名、行方不明者数3,916名に達しました。被災者数は6郡17自治体の84,270人に上り、家屋への被害も甚大です。
教育関連設備にも深刻な影響が出ています。現在確認されているだけでも、10校が全壊、9校が一部損壊を受け、8校は避難所として使用されています。現地の教育クラスターによると、確認されているだけで、249人の教育関係者、児童・生徒が行方不明、18名が土石流に流されたということです。
被害が特に大きいヌワコット郡やラスワ郡は、シャンティが2015年の大地震以降、学校建設や学校給食事業などを通じて長年関わってきた郡でもあります。地震後にシャンティが建設した学校も流されました。ネパール人職員の友人・知人の中にも、行方不明の方がいます。
現在、被害の大きかった地域へのアクセスも非常に厳しい状況です。
甚大な被害を受けたラスワ郡の中心地であるドゥンチェは、通常であればカトマンズから車で7時間ほどの距離にあります。しかし、主要道路が各地で寸断されており、現在は他の地域を経由する迂回ルートが使用されています。
道路状況が悪いうえ、多くの車両が限られたルートに集中しているため、被災地への人員の移動や支援物資の輸送は困難を極めています。
さらに、今後の降雨などによる二次災害のリスクも懸念されています。支援を急ぐ一方で、現地に入る職員や支援に関わる人々の安全を確保しながら活動を進める必要があります。
シャンティでは現在、被災された方への緊急救援物資の配布に向けた調整と、今後の中長期的な支援の可能性も見据えて情報収集を行っています。
被害の大きかった地域に、今必要とされている支援をどう届けられるのか、被災した自治体や関係機関と連絡を取り合いながら調整を進めているところです。
シャンティは、これまで長年活動してきた地域とのつながりを活かしながら、被災された方々に必要な支援を届けられるよう、引き続き取り組んでまいります。
本緊急救援事業はJPF(ジャパン・プラットフォーム)ならびに日本の皆様のご支援で実施しています。
ネパール事務所長 萩原宏子
【ご支援のお願い】
「ネパールおよびアジア各地の洪水被害への支援のお願い」受付中
以下の方法で緊急募金を受け付けています。ご協力をよろしくお願い致します。
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