2024.11.11
緊急人道支援
”ほんねんて!ブックカフェ”輪島での移動図書館活動|令和6年能登半島地震
2024年7月より石川県輪島市立図書館と協働で、仮設住宅の集会所・公民館を巡回する移動図書館事業を開始しました。運行には図書館の職員が同行し、図書館の貸し出しカードの作成、本の貸し出し手続きなどを行っています。移動図書館の運行を通して、新しい環境で暮らす方々が交流できる場を目指し、テーブルを出してお茶を飲む場所も準備しています。
運行を通して聞こえてきた声
・「仮設住宅に入って以来、こんなに集まることはないわ。集まれる場所がないもん。
漁師してる旦那は海に行かれなくなった。みな、地震でできた土木の仕事を見つけている」
・「普段図書館にはいかんけど、本はいいもんやね 」
・「ここの仮設は集会所がないから、こういう集まれる場所があるといいね 」
・久しぶりの再会にて「元気にしてた?何とか生きとったわ」「仮設どこにおるの?近いやん!」
・「簡単な本なら読めたわー。楽しいね」
・「お友達に背中おされて家から出てきたわ」
・「みんな暇なんやけどなー。集まる機会がもっとあるといいな 」
・「こんな時期やからジーンとくる本もあるね 」
・「本なんか読まんのやけどねー。絵本なら読めるかな? 」
・「次いつ来てくれるん?楽しみやわ。」
おためしの移動図書館を利用後、図書館に来館し利用者カードを新規作成した方も。
9月の豪雨水害の影響により、現在の運行は巡回場所を減らして行っています。
状況を見ながら引き続き運行を行っていきたいと思います。
運行の際には市の広報で呼びかけをおこないます
利用者さんの声を聞きながら、選書します。
お茶を飲んだり、本を読んだり、おしゃべりしたり、みなさんそれぞれの時間を過ごされています。