2015.05.08
海外での活動
【ネパール地震】毛布など支援物資を配布 今後は被災した小学校の仮校舎建設も
ネパールの首都カトマンズ北西約80キロを震源としたマグニチュード7.8の地震の緊急救援の活動を行なっています。現在アジア地域ディレクター八木沢克昌と緊急救援室の木村万里子、竹内海人の3人を被災地に派遣しています。
5月3日よりネパール政府からも優先地域に指定されている首都カトマンズの北西に位置している甚大な被害を受けたヌワコット郡にて、シート、マット、毛布、乳児用食料、ビスケット等100世帯に配布をしました。最も困難な状況の子どもや女性や高齢者、障害を抱える人々を最優先に行ないました。ランタン・ヒマラヤの麓の高地は夜間には3度近く下がります。寒さと余震に震える人たちに、毛布を届けることができました。
倒壊した学校。再開の目処は全く立っていない
今後子どもたちが通う学校の仮校舎の建設も予定しています。
ヌワコット郡サムンドラデヴィ村 ディネスタスさん(19歳)
地震から1週間以上がたつのに、ほとんど外からの支援が届いていません。村の人たちは自分たちの備蓄食料で何とか生き延びている状況です。家は農家で貧しいですが、両親が何とか工面してくれて、自分は大学に入ることができました。ただ、地震で財産であるバッファローが2頭死んでしまったので、大学での勉強を続けることができないかもしれません。
この村は90世帯あるが、90%は被害を受けている。幸い人は亡くなっていないが、農家が多いため、家畜の被害は家計への大きな損失につながると思う。
支援物資を受け取ったディネスタスさん(19歳)
※尚、本調査はジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成金を受けて実施しています。