2018.02.23
海外での活動
サラソティ小学校について(3)学校の児童数
ネパール事務所長の三宅隆史です。今回は建設対象校であるサラソティ小学校の児童数についてお伝えします。
校舎ができれば必ず子どもたちは戻ってきてくれる
サラソティ小学校には、2015年の大震災前は約105人の児童が本校に通っていました。しかし、震災によって3棟の8教室が崩壊・半壊したので、授業で使用可能な教室は1棟の2教室だけになってしまいました。1つの教室は4年生と5年生と職員室として使われ、別の教室は幼児クラスから3年生までが使っています。狭い空間で多くの児童が学ばなければいけない状況です。そこで、約半数の児童は村から徒歩で1時間離れたところに位置する私立の小学校に転校してしまい、サラソティ小学校の児童数は54人に減ってしまいました。
この学校のように、震災による教室の倒壊⇒教室数の不足⇒学習環境の悪化⇒他の学校に多くの児童が転校という現象は、ネパールで多くみられます。しかし、校舎が再建されると、学年ごとで空間を分けて授業を受けることができるようになり、また耐震性の教室で学ぶことができるようになります。校長先生は、「安全で快適な校舎ができれば、必ず子どもたちはまたこの学校に戻ってくる」と話しています。
ネパールの支援地を巡るスタディツアーも開催
ネパールへのスタディツアーの参加者も募集しています。
【〆切】スタディツアー「ネパールを見る!知る!学ぶ!ツアー~ネパールの仏教文化と復興支援活動について考える~」
※本ツアーは参加申込を締め切らせていただきました