2026.07.28
緊急人道支援

フィリピン・ミンダナオ|被災した学校を支える活動を実施しました

事業終了
震災

配布物を受け取った子どもたち

皆さまこんにちは。緊急人道支援課です。

2026年6月8日に発生したフィリピン・ミンダナオ島南部地震を受け、シャンティは被災した子どもの学びと心のケアを支えるため、サランガニ州マラパタン及びグランで支援活動を実施しました。

屋根が崩壊した教室
地震の被害を受けた学校の教室

私たちが現地調査をした時点では、この2つの地域では震災後の安全確認などのため、行政により政から対面授業の延期されていました。そのため、多くの子どもたちは学校へ通うことができず、自宅で授業を続けていました。

学校によっては、オンラインによる学習が行われていたそうですが、私たちが訪問した農村部の学校ではインターネット環境が十分に整っておらず、保護者や子どもたちが学校へ課題を受け取りに行き、それぞれ自習学習を行っていたようです。

その後、学校によっては対面授業が再開され始めましたが、再開直後は登校する子どもが少ない学校もありました。ある学校の先生のお話では、対面授業が再開したものの、初日に登校した子どもは全体の10%程度にとどまっているとのことでした。余震への不安などから、子どもたちが元の学校生活に戻るまでは時間が必要かもしれません。

こうした状況を受け、シャンティは4校を対象に教育支援を実施しました。

特に被害が大きかった1校では、子どもたちが学習を継続できるよう、児童に学用品キットを配布するとともに、学校で活用するための学校キットを提供しました。

また4校の教員に対し、子どもたちの心のケアを支えるための活動用キットを提供しました。これはフィリピン教育省が推進する災害後の心のケアの活動で活用されるもので、先生方が子どもたちの不安やストレスに寄り添う活動に役立てられます。

久しぶりに学校に来た子どもたち

訪問先では、子どもたちからさまざまな声を聞くことができました。
「学校に来られない間は、お母さんに勉強を教えてもらっていました。でも、難しい問題があっても、先生に会えないので大変でした」

「学校は大好きです。絵を描いたり、先生や友達と遊んだりすることが好きです」

「学校に来ると、家で分からなかった問題を先生が教えてくれます」

また、先生からもお話を伺いました。

「今回いただいた教材は、対面授業でも家庭学習でも活用できます」

「私たちの学校では、小学生は安全上の理由で登校できず、保護者が教材を受け取りに来ています。中学生は短時間の対面授業と家庭学習を組み合わせていますが、余震への不安を感じている生徒も少なくありません。早く子どもたちと対面で授業をしたいです」

震災発生から約2か月が経過した現在も、十分に校舎を利用できない学校がありますが、学校では子どもたちが少しずつ学びを取り戻そうとしています。

今回の活動を通じて、その歩みを支える一助となる支援を届けることができました。

ご支援くださった皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。

学校の広場で遊ぶ子どもたち

【ご支援のお願い】

以下の方法で緊急募金を受け付けております。ご協力をよろしくお願いいたします。

■郵便振込
郵便振替:00150-9-61724
加入者名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
*通信欄に「2026年フィリピン地震支援」とご記載ください。