【レポート】トークイベント「絵本でつながる!ミャンマーの子どもたち」
2019年10月25日(金)に神保町の絵本専門店「ブックハウスカフェ」で、
トークイベント「絵本でつながる!ミャンマーの子どもたち」を開催しました。
台風の影響でイベント直前まで大雨という、足元の悪い中にもかかわらず、
29名の方がご参加くださり、
お店の中央スペースが満員になりました。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました!
冒頭、今年赴任したばかりのミャンマー事務所所長の市川が駆けつけ、
前の日の講演会で「ミャンマーで思い付く人」を高校生に尋ねたところ、
スーチーさんではなく、ミャンマー出身の母親を持つ乃木坂46のメンバーだっという、
世代間ギャップエピソードで笑いを誘っていました。
次に、
ミャンマーの小学校での絵本読み聞かせと自由読書の様子をまとめた映像を
ご覧いただきました。
全体の発表は、
イベント前日の24日にミャンマーから帰国したばかりの、
ミャンマー事務所プロジェクトマネージャーの伊藤杏子スタッフ、
司会には、
今年7月に、現地を訪問され、講師として絵本づくり研修を担当された、
絵本作家のスギヤマ カナヨ先生が引き受けてくださり、
お二人の息のあったテンポの良いトークで、
第一部はあっという間の2時間でした。
ミャンマーってどんな国なのか? 子どもたちの環境は? 文化は? など、
前半は、伊藤スタッフがミャンマーで日々、見ていること、感じていることを中心に発表し、
後半は絵本出版事業と絵本研修について、
事業担当としての課題ややりがい、講師としてスギヤマ先生が感じたことを、
それぞれの目線からお話いただきました。
ミャンマーの絵本研修は、
研修に参加した現地のイラストレーター、作家、編集者が複数のグループにわかれて、
1週間で絵本の基本作成を学び、絵本見本の作成までするという内容です。
1週間でアイデア出しから見本作成までやり切った参加者の熱意とポテンシャルの高さに
スギヤマ先生も驚かれたそうです。
▽研修の様子は下記ブログよりご覧いただけます。
https://sva.or.jp/wp/?p=35538
先生が実際に完成した見本を1ページずつめくりながら、
テーマ決定までの話し合いの様子やユニークだった点、今後の課題など、
丁寧に紹介してくださり、参加者の皆さんも聞き入っていました。
伊藤スタッフは、鮮やかなブルーのミャンマー伝統衣装、スギヤマ先生は、かわいらしい黄色いワンピースでした。
第2部の懇親会にも半数の方が参加くださいました。
はじめの自己紹介から、皆さんの興味深いエピソードが続き、
ご参加者同士でもお話が尽きない様子でした。
絵本が好きなことはもちろん、お仕事で本に関わってらっしゃる方も多く、
今回のイベントタイトルでもある「絵本でつながる」機会になりました。
また、シャンティの活動へのご質問や感想もいろいろといただき、
皆さんが活動に興味を持ってくださっていることが伝わってきました。
このご縁を大切に、これからも「絵本でつながる」場をつくっていけたらと思います。
広報課 平島