2020.05.11
メッセージ

【共に生き、共に学び、新しい未来をつくる】会長メッセージ

メッセージ

日頃、私たちシャンティの活動を支えてくださり、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルス(COVID-19)により、亡くなられた方のご家族の皆様に謹んでお悔み申し上げますとともに、罹患された方やご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、日々ご尽力されている医療関係者の皆様、社会活動、経済活動を支えてくださっている皆様に、深く感謝申し上げます。

日本では緊急事態宣言が発令され、学校をはじめ子どもたちの集う場が臨時閉鎖を余儀なくされています。私たちの事業実施国である、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、ネパール、アフガニスタンにおいても新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が報告されています。感染拡大防止のため、外出・移動制限や出入国制限などの措置が取られている国もあり、教育現場においても、一斉休校措置などが取られています。

現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行下では、日本国内の社会的脆弱層に対して、公共の福祉の手が届きにくい状況が起きています。また、私たちの事業実施国に暮らす子どもたちの多くは、元より劣悪な環境で暮らしています。きれいな水で手洗いをする、そのような当たり前のことが難しいのです。多くの国では医療体制が未整備で、一般的な風邪や下痢ですら、時として子どもたちの命を奪ってしまいます。そのような地域、人々を新型コロナウイルスが襲ったら結末は火を見るよりも明らかです。

まさに今、逼迫する状況の中で私たちNGOの社会的役割が問われています。
社会のニーズに応え、必要としている人たちに必要なものを届け、新たな社会状況に即した活動展開を模索し、実施する必要性が高まっています。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、残念ながら困難な状況にいる人々、子どもたちはこれから更に厳しい現実と闘っていかなければならないでしょう。

私たちは、緊急支援に力を入れるとともに、教育の機会を守り、格差を是正するために、これまで以上の活動が求められています。今こそ、私たちが40年間継続してきた「本の力を、生きる力に。」という活動の真価を発揮する時です。1冊の本が、子どもたちの心を癒し、学びへの意欲、希望を支え、大人と子どもの大事なコミュニケーションを築いてくれます。このことこそが子どもたちの笑顔につながると信じます。
シャンティではこれまでと変わらず、正義と信念の心を大切にしています。

この思いを柱として、誰一人取り残さない、一人ひとりの尊厳が守られる社会を実現するため、皆さまとともに邁進してまいりたいと思います。

困難な状況が続きますが、未来に希望を持ち、健康第一でお過ごしください。

2020年5月11日
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
会長 若林 恭英