冬募金へのご協力をありがとうございました

昨年末の冬募金では、公的助成金が3分の1以下に減り、シャンティが運営する2つの子ども図書館が閉鎖の危機にあるアフガニスタンの状況をお伝えし、継続のために必要な2,870万円の資金へのご協力のお願いをしておりました。

結果、期限である昨年12月31日までに2,877万円もの貴重なご寄付を頂戴いたしました。

これにより、よりスペースが小さく賃料が安い物件に移転したりすることもせず、当面の間、現在の2つの子ども図書館を閉鎖せずに継続することを1月中旬に決定いたしました。

1つの子ども図書館では、学校に通っていない子どものための約9カ月間の特別教室を残念ながら当面停止することになりましたが、再開できるように引き続き資金調達などに努めてまいります。

皆さまのご寄付のおかげで、私たちは警備員や防犯カメラなどのセキュリティ対策も犠牲にせず、安全な学びの環境を守ることができます。そして、通学を禁じられている少女たちの学びが完全にストップする事態も避けることができます。

温かいご支援に心よりお礼申し上げます。

最後にアフガニスタン事務所の現地職員からのメッセージをお読みください。

「アフガニスタンには、『本当の友人は、困難な状況において共にいてくれる人だ』という諺があります。私たちは、日本の皆さまのことを本当の友人だと思っています」

感謝を込めて。

シャンティ国際ボランティア会
職員一同

写真左：山本 英里（事務局長兼アフガニスタン事務所所長）
写真右：喜納 昌貴（アフガニスタン事務所事業担当）

写真内絵本：
『二匹の猫』、2004年アフガニスタン出版絵本　『松の木に助けられた鳥』、2006年アフガニスタン出版絵本　『おおきなかぶ』再話：A・トルストイ、訳：内田莉莎子、画：佐藤忠良、出版社：福音館書店