2022.02.02
メディア掲載
『読売クオータリー』で紹介していただきました
シャンティ40周年の記念イヤーであった昨年、「第28回読売国際協力賞」という栄誉ある賞を頂きました。
受賞にあたってのインタビューを、読売クオータリー2022冬号「紛争・政変下の子どもに教育支援を続けたい シャンティ国際ボランティア会の2氏に聞く」で掲載していただきました。
昨年は、ミャンマーのクーデター、アフガニスタンの政変と危機に見舞われ、大変苦しい状況ではありましたが、私たちの活動の原点に立ち却って活動を継続する覚悟を確認できた年でもありました。そんな葛藤もこのインタビューの中で取り上げて頂いています。
聞き手となってくださった石井利尚調査研究本部主任研究員は、シャンティのかなり昔の刊行物にまで目を通して頂き、活動の軌跡を本当に細かく追って頂きました。一緒にインタビューを受けた初代アフガニスタン事務所所長の市川斉地球市民事業課長とは、久しぶりに当時の話で盛り上がりました。
人は忘れることができることが最大の強みと言われていますが、当時の記憶を正確に思い出そうとしてもなかなか難しい作業になりました。今思えば、人生の中で一番つらい経験をしたのもアフガニスタンなのですが、深い悲しみは決して消えることはなくとも、美しい広大なアフガニスタンの風景や砂漠に咲く花のような子どもたちの笑顔に癒され、記憶の奥底にしまわれていたかのようです。
現在は、経済発展を遂げているシャンティのアジアでの活動も、紛争、政情不安、貧困、そして人々の葛藤の中で築かれてきています。この活動を担ってきた多くの人たちの涙や笑顔によって支えられてきました。インタビューを受けながら、活動の軌跡を振り返ることで、今直面する課題の解決につながるヒントも見えてくるのかもしれないと感じました。
是非ご一読ください!
事務局長 山本英里