台風11号(ヤギ)による東南アジアの被災支援のお願い

2024年9月初旬、台風11号「ヤギ」がアジアを襲い、ベトナム、ミャンマー、ラオス、タイ、フィリピンなどで甚大な被害が報告されています。現在までに確認された死亡者数は300人を超え、多くの地域で深刻な状況が続いています。さらにインドシナ半島では新たな台風が発生しており、今後も被害の拡大が懸念されています。

深刻な被害が報告されているベトナムでは 死亡者233人、行方不明者103人、負傷者800人に上ります。4万8,337軒の民家が被害を受け、田んぼや畑、果樹園が冠水しました。水産養殖ケージの流失や家畜の流失も発生し、停電も広がっています。

ラオス・ルアンパパーンの被害状況

シャンティの活動するラオスやミャンマーでも人々の生活に影響が出ています。ラオスではメコン川の水位が上昇し、洪水や土砂崩れが北部で発生しました。ルアンナムター県では空港が一時封鎖され、道路の通行止めが発生。首都ビエンチャンやルアンパバーン県でもメコン川の危険水位を超え、全国で982戸の家屋が損壊しています。

ラオス・ルアンナムターの被害状況

ミャンマーでは台風による洪水の死者が２２０人以上に上り、７７人が未だに行方不明です。この台風により１５万戸以上の家屋が浸水し、数万人が全国の救援キャンプを含む安全な場所に避難しています。 

シャンティ国際ボランティア会は、（ラオスまたはミャンマー）を中心に、現地事務所と連携し緊急支援活動を実施します。現地のニーズに応じて、食料や生活必需品の配布を行い、被災地の迅速な支援と復旧に努めます。