2022.04.13
プレスリリース

ウクライナ危機に伴う緊急人道支援の開始を決定

プレスリリース

4月末より第一次調査を実施

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下シャンティ)は、2022年2月末から激化したウクライナでの武力行使に際し、4月末より緊急人道支援を開始することを決定いたしました。

緊急人道支援の背景

ロシアのプーチン大統領は2月21日、隣国ウクライナ東部の親ロシア地域の「独立」を一方的に承認し、2022年2月24日朝(日本時間正午前)にはウクライナに対して軍事作戦に乗り出しました。現地では攻撃により、女性や子どもも含む民間人に多数の死者がでており、混乱を逃れてウクライナ国外へ逃れ難民となった人はすでに150万人を超え、その後も増え続けています。

シャンティは、紛争による難民支援をきっかけに40年以上子どもたちへの教育文化支援を行ってきました。武力による紛争は、一瞬にしてすべてを破壊します。砲弾や銃撃、暴力の犠牲になるのは市民であり、子どもたちです。人びとがすべてを失い、癒えることのない深い悲しみに何年も苦しむ姿を目の当たりにしてきました。

私たちは、ウクライナでの武力行使の激化により、子どもたちを含む多くの人びとが恐怖に晒され、これまで紡いできた日常生活を失い、命の危機に直面している状況を見過ごすわけにはいきません。

今後の活動予定

まずは第一次調査として、現地情勢の分析と支援ニーズの調査を行う予定です。活動へのご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

4月末:事務局長、理事2名、職員他、合計8名がウクライナの周辺国であるポーランド、モルドバに入り、第1次調査を実施(2週間程度)

なお、活動状況などは随時ウェブサイトにてお知らせいたします。

▼プレスリリース原文はこちらからダウンロードいただけます▼

220413【PRESS】SVAwillstartUkrineEmergencyRelief