おうちで簡単に!ネパール料理「モモ」のレシピ
ナマステ。事業サポート課、ネパール担当の竹本です。今日はネパール料理の「モモ」の作り方を紹介します。実際のレシピから難しいところ、入手困難な食材など面倒なところはすべて省いたご家庭で作ることができる簡単レシピです。
モモって何?
桃ではありません。一口サイズの餃子のようなネパール料理です。元々は、チベット料理なのですが今では、家庭でもレストランでも食べられ、広く愛されているネパールの国民食です。アチャールと呼ばれるディップソースにつけて食べます。

材料(2~3人分):
・市販の餃子の皮 50枚弱くらい
・玉ねぎ 3分の1個
・鶏ひき肉 200グラム
・しょうがとにんにく 1/4かけ、もしくはチューブで2~3グラム、3cmくらい
・パクチー お好みでひとつまみ(苦手でしたら、不要)
・ごま油 小さじ半分
(ネパールではプテコトリコテールという油を使うことがあります)
・塩 小さじ半分(少しこしょうを入れる時も)
スパイス、2~4種類それぞれ小さじ1/4づつ、4-5振りくらい
・マサラパウダー(なかった時は、他のスパイスを使っても美味しくできました)
・クミンパウダー(いつも使っていますが、他のスパイスでも大丈夫かもしれません。)
・コリアンダーパウダー(我が家にはないので、一味唐辛子で代用しています)
・ナツメグ(ネパールでは使っていないようですが、入れると美味しくなりました。ハンバーグに使用したりするので、日本人好みの味になるのかもしれません。)

毎回、分量や種類を気分で変えていますが、毎回、美味しくできます。他のスパイスを入れても良いかもしれません。お肉は鶏ももでも鶏むね肉でも、豚でも牛でもあいびきでも美味しくできました。ネパールでは羊や水牛もあり、ベジタリアン向けの野菜だけのモモもあります。余談ですが、毎回、具材か皮か、必ずどちらか余らせてしまい、玉ねぎや卵などの中華風のスープに入れて、モモと一緒に食べています。
作り方
「スパイスを入れる」こと。他は餃子とほぼ同じです。
1.玉ねぎをみじん切りにします。
2.パクチーやしょうが、にんにくなど他の食材をなるべく細かくきざみます。
3.餃子の皮以外のレシピにある食材をすべて入れて、あまり練りすぎないように、でもよく具材を混ぜます。

4.10グラムくらい、普通の餃子より気持ち少なめに、餃子の皮に具材のせ、皮のふちを水でぬらします。

楽しい!いろんな包み方
5. 餃子の皮で具材を包みます。
餃子みたいな包み方

餃子です。
小籠包みたいな包み方
1.皮を持っている方の親指で肉を抑えながら、

2.皮を閉じながら、ひだを同じ幅で作ってゆき、

3.最後は最初のひだと最後をつなげて閉じて、きゅっとしぼる


かわいい包み方
1.ぱたんと閉じて、

2.ふちをへこませて、形を整えて、両端をくっつけて、

3.端を折りたたむ。きちんと閉じられているので、「ゆでモモ」におすすめの形です。
6. 4種類のモモの加熱方法
ネパールでも「モモ」は蒸し、ゆで、焼き、揚げがあり、「コテイ」という蒸しと揚げの組み合わせもあります。
蒸しモモ
まずは、一般的な蒸しから。
蒸し器にモモを入れて、6分くらい蒸します。

もちっとした「蒸しモモ」が完成!

ゆでモモ
水餃子のようにゆでます。

沸騰したお湯にモモを入れて、6分くらいゆでます。

ぷるぷる「ゆでモモ」が完成!

焼きモモ
焼き餃子と同じように焼きます。

油なしで水かお湯を入れて7分くらい蒸し焼きに。

油を少し回し入れ、焼き目をつけます。

ふわっパリッと「焼きモモ」が完成!

揚げモモ
一番、美味しい食べ方だと思います。
油の処理が大変なので、フライパンにこのくらいの少量の油を熱して、

モモを入れて、フライパンを手前に傾けて、油を集めてあげます。

ときどき蓋をして蒸したりひっくり返しながら、こんがりきつね色になるまで、まんべんなく6分くらい揚げます。

カリっと香ばしい「揚げモモ」の完成!

召し上がれ!
ネパールでは、アチャールというソースにつけて食べますが、私はポン酢やしょうゆで食べています。

ヨーグルトとほぼ同量の牛乳、砂糖、レモン汁を混ぜるだけでラッシーも作れるので、ご一緒にいかがでしょうか?
ミキサーがあれば、ふわふわののどごし、果物やジュース、シロップなどを入れてフルーティーなラッシーもこれからの季節にぴったりです。

食材から、スパイス、包み方、加熱方法まで、ネパールでは各家庭ごと、我が家のモモがあります。
今回、ご紹介したのは、日本の家庭で作れる簡単レシピですが、少しづつスパイスをそろえて、本格的なネパール料理に挑戦していくのも楽しいですよ。
みなさんもネパール料理の「モモ」をおうちで作ってみませんか?


