2022.09.23
読み物

入職のごあいさつ

スタッフの声

はじめまして、9月から事業サポート課海外事業及び海外緊急人道支援アシスタントとして入職しました、湯浅真澄と申します。

 

私が国際協力に興味を持ったのは中学時代でした。授業の一環で紛争地の映像を見て、衣食住さえ保障されない人々が世界にいるということに衝撃を受けました。そんな困難な状況にある人々をサポートすることを仕事にできないかと思い立ちました。

 

大学時代に学生団体のメンバーとして、カンボジアの孤児院で教育支援に従事しました。その活動は、私の国際協力観をすっかり変えてしまいました。異文化からやってきた外部の人間が現地に関わること、特にカンボジアには内戦の経験を持つ人もまだまだいて、その痛みを知らない自分が関わることの重大さを身に染みて感じました。一方で、現地の子どもたちやスタッフの方々からは多くを学びました。支援・被支援という一方的なものではなく双方向的なやりとりの中で生み出されるものには、大きな価値があると思いました。

 

入職のごあいさつ

バッタンバン州の街並み

夕暮れのトンレサップ湖

夕暮れのトンレサップ湖

 

前職は塾講師で、高校英語を教えてきました。しかし、成績を上げて大学に行くことだけが教育ではないのかもしれない、と考えるようになりました。社会は多様で複雑で、そんな社会を生き抜く力を与えるような教育とはなんだろう、と。また、カンボジアでの経験が忘れられず、教育へのアクセスが難しい子どもたちに再びアプローチしたい、という思いも強まっていきました。

 

数ある国際協力NGOの中でシャンティを選んだのは、シャンティが本を通じた学びを軸とした活動を展開しているからです。私自身、小さいころから本に触れてきました。辛いとき、孤独なときに私を支え、夢を見させてくれたのは本や物語でした。本は自分の知らない世界に連れて行ってくれ、様々な可能性を与えてくれると実感しています。

 

シャンティでの活動を通して、一人でも多くの人に本や学びを提供するとともに、自分自身も学び成長していきたいです。

 

事業サポート課海外事業及び海外緊急人道支援アシスタント 湯浅真澄