2023.12.25

アフガニスタン事務所 職員の思い

アフガニスタン
スタッフの声

アフガニスタンでの20年

シャンティがアフガニスタンに事務所を開設してから2023年で20年がたちました。
これまでの道のりは平たんではありませんでした。
活動を続けることができたのは、アフガニスタン事務所職員の強い思いあったからです。
職員の気持ちをお届けします。
(セキュリティの都合上、個人情報の掲載は控えます)

■「私は子ども図書館での仕事を通して多くのことを学んでいます」図書館事業担当職員

私は2013年からシャンティで働いています。
私は子ども図書館での仕事を通して多くのことを学んでいます。
最初は人前で話すのが恥ずかしく、どのように話せばいいのか分かりませんでしたが、
教員として経験を積み、図書館活動に取り組むことで、
今では子どもたちの前で堂々と話せるようになりました。

ある日、児童に問われました。
『先生、明日図書館にお父さんとお母さんを連れて行ってもいいですか?』。
なにか問題でもあったのか彼に聞いてみると
『ないけど、僕の両親は字が書けないから、ここで先生に教えてもらいたいんだ』
と言うのです。
あいにく子ども図書館は子どもたちにしか開放されていないため
『ぜひあなたがここで学んだことを毎日両親に教えてあげて』
と彼に伝えました。

 

■「生活がどれだけ厳しくても図書館ではとにかく笑顔でとても幸せそうにしています」マネジメント職員

2004 年にシャンティと出会い、
当時はまだ大学生だったので、パートタイム職員として働いていました。

この19年間で、私たちは多くの成果を上げましたが、
同時に困難や問題にも直面してきました。
一番大きな例として、タリバンが政権を握った2021年8月の出来事が挙げられます。
その時は、全職員がとにかく不安でした。

今後のことについて、管理職の中では異なる意見もありましたが、
私はほかの同僚と共にアフガニスタンに残り、
シャンティを支え続けることに重点を置きました。
シャンティの職員とアフガニスタンの人々が私たちの助けを必要としている、
これは私たちが国民に寄り添い続けることにつながると思いました。

この2年間、これまで以上に、弱い立場にある人々を支援してくださった東京事務所のみなさま、
そして特にアフガニスタンの人々に対する特別な配慮をしてくださったみなさま感謝したいと思います。

教育支援や図書館活動、また緊急人道支援を届けた時に、弱い立場にある人々の幸せを目にすることができます。
彼らの表情は、この仕事をずっと続けていこうと思わせてくれます。

例えば、労働を強いられている子どもが、子ども図書館に来るといろいろな話をし、
生活がどれだけ厳しくても図書館ではとにかく笑顔でとても幸せそうにしています。

また、災害後の食料配布で出会った保護者は「今夜子どもたちに十分食べさせてあげられる」と、
涙を流しながら話してくれました。
このような姿を見ていると、アフガニスタンの人びとが助けを必要とする間は、
何があっても諦めず支援を届けていきたいと思います。

 

■「20年間、職員の安全を守っています」セキュリティ担当職員

2003年に警備員としてシャンティに就職し、それから20年間、職員の安全を守っています。

アフガニスタンの東部地域でシャンティが活動を始めた時、学校や図書館のような教育施設はほとんどありませんでしたが、
現在ではシャンティがアフガニスタン全土に建設した校舎は40を超えました。

20年間働いて一番心に響いていることは、
スタッフが私をシャンティの”BaBa(ババ)”と呼んでくれたことです。
この言葉はアフガニスタンの人々の間でとても尊敬されている敬称なんです。

 

■「シャンティに武器は必要ありません」セキュリティ担当職員

2003年からシャンティの東部地域事務所で、警備員として仕事を始めました。

事業を実施している中で、私は時々写真を撮るなどのサポートをしています。
子どもたちの笑顔を見ると嬉しくなり、
自分がシャンティで働いていることをとても誇りに思います。

こんな思い出があります。
警備員の仕事をしていると時々、外部の人から「あなたは警備員だけど、武器を持っていないんですね」と言われることがあります。

そんな彼らに対し、私はいつもこう言います。
「シャンティに武器は必要ありません。その代わりに私たちはペンを持っていて、とえ読み書きができなくとも、ペンがあれば守れるものがたくさんあるのです」。

 

■「自分の人生では想像もできなかったようなことをたくさん学びました」経理担当職員

シャンティでの仕事を通して、自分の人生では想像もできなかったようなことをたくさん学びました。
今は第三国で新しい生活を始め、来月からとある会社の総務として新たなキャリアを歩みます。
シャンティでの経験は、今でも私の中に生き続けています。

日本の皆さん、大変な時に子どもたちの教育のために多くの支援をしていただきありがとうございました。

これからもアフガニスタンの子どもたちや教育セクターをサポートしていただけるとありがたいです。


シャンティが建設した学校と子どもたち