2023.03.28

長年お世話になりました

スタッフの声

教育事業アドバイザーの三宅隆史です。3月末でスタッフとしては退職させていただくことになりました。

在職中の28年間を振り返りますと、多くのことを学ばせていただき、また結局好きなことをさせていただき、幸せな日々でした。

特に感慨深いのは、2000年にミャンマー難民支援教育事業を始めるためにミャンマー・タイ国境に赴任し、事務所立ち上げを準備していた時、有馬専務理事(当時)が亡くなられ、一緒にゲストハウスに寝泊まりし、活動していただいていたティラポンさん(現シーカーアジア財団理事長)と、この事業は絶対に成功させる、と誓いあったことです。写真は一番最初のキャンプ図書館の開館式の様子で、左が私、右が図書館委員会の委員長です。

この事業を理事会に提案する前に、当時の松永会長、有馬さん、三部さん(現副会長)で、この事業は必ず長期化するので、支える覚悟を持つことを確認されたとのことでした。その後一時は進展したミャンマー難民の帰還が2021年2月の軍事クーデターにより停止したにもかかわらず、多くのNGOが撤退した中、シャンティはミャンマー難民支援を続けていることを誇りに思いますとともに、お三方のご慧眼に敬服するばかりです。

4月からは大学教員として成人学習・社会教育論を担当します。社会教育士の養成講座も担当します。この講座は、学生のコーディネーション、プレゼンテーション、ファシリテーションのスキルの能力開発を目的とするものです。この分野でのシャンティでの経験を活かして、がんばっていきたいと思います。

なお、SVAの教育事業アドバイザー、教育協力NGOネットワーク事務局長は続けますので、今後もよろしくお願いします。

ミャンマー難民支援事業の2001年当時の同僚による『大きなかぶ』の読み聞かせ