4月2日は国際こどもの本の日
4月が始まりましたね。新生活に期待や不安を寄せる方や、気持ちを新たに生活を始めた方がいらっしゃることかと思います。
「国際こどもの本の日」
4月2日は「国際こどもの本の日」です。
この記念日は、国際児童図書評議会(IBBY)の創始者で、国際アンデルセン賞の第1回受賞者であるイエラ・レップマンが、こどもの本を通して世界中が国際理解を深めてもらいたい、という想いから1966年に制定しました。
デンマークの童話作家アンデルセンの誕生日にちなんだ記念日です。
1969年からは「国際こどもの本の日」に合わせてIBBYに加盟している国々が順番にポスターとメッセージを子どもたちに向けて発信しています。
(過去の各国ポスターはこちらから)
「絵本を届ける運動」を通して、現地の子どもたちに絵本を届ける
シャンティは厳しい環境で暮らす子どもたちにも、知らない世界を知るドキドキ、時間を忘れて夢中になる楽しさ、たくさんの物語や言葉を知る喜びに出会ってほしいと願い、1999年から絵本が不足している地域に日本から絵本を届けています。
現地に届ける絵本はシャンティの活動地のリクエストをもとに選んでいます。
2022年度は「自然や植物について学ぶことができる絵本」、「日々の暮らしにまつわる絵本」、「きもちを考える絵本」、「生物について知ることができる絵本」、「色や形、数字などを学ぶことができる絵本」などのリクエストがありました。
また過去には、アンデルセン童話の「にんぎょひめ」やグリム童話の「ブレーメンのおんがくたい」、日本昔話「ももたろう」なども現地のこどもたちの手元に届いています。
『にんぎょひめ』文:曽野綾子、絵:いわさき ちひろ、出版社:偕成社
『ブレーメンのおんがくたい』絵:ハンス・フィッシャー、訳:せたていじ、出版社:福音館書店
『ももたろう』文:松居 直、画:赤羽 末吉、出版社:福音館書店
皆さまもぜひ、こどものころに読んだ絵本や本に今一度触れてみるのは如何でしょうか。
担当 広報・リレーションズ課