2026.04.30
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ミアックボーチァ祭 ーカンボジア人の心に根付く宗教行事ー

カンボジア

こんにちは!

私の名前はスレイネットです。SVAカンボジアのバッタンバン事務所で、総務および経理を担当しています。今回は、仏教徒である私自身を含め、カンボジアの人々が信仰と伝統的な慣習に従い毎年祝っている、宗教的な祭事についてご紹介します。

ミアックボーチァ祭

仏教において最も重要な宗教的祭日の一つです。この日は、ミアック月の満月の日(ミアック月はクメール暦の3月にあたります)に祝われ、すべての仏教徒にとって特別で意義深い日となっています。

この日は、1,250人の僧侶たちが事前の取り決めもなく自発的に集まり、仏陀に敬意を表し、その教えに耳を傾けたという、驚くべき出来事を記念する日です。

その際、仏陀は「オヴァダパティモッカ(Ovadapatimokkha)」を説かれました。これは、善く道徳的な人生を送るための核心的な原則をまとめたものです。要約すると、ミアックボーチァは、以下の3つの重要な出来事を記念する日です:

–          第一に、出家し悟りを開いた1,250人の僧侶たちが自発的に集まった「四衆(チャトゥランガ・サンガ=ចតុរង្គសន្និបាត)」の集まり。

–          第二に、仏陀が僧侶たちに仏教の核心的な教えである「オヴァダパティモッカ(ឱវាទបាតិមោក្ខ)」を説いた。

–          第三に、仏陀は3ヶ月後に入滅する(パーリニルヴァーナに入る:ចូលបរិនិព្វាន)と宣言した。

 

当日の行い

朝、カンボジアの人々は寺院に食べ物を持参し、出家者に施しを捧げ、寄付を行い、法話を聴きます。この日は聖なる祝日でもあるからです。行いは質素なものですが、信仰と敬意に満ちています。

夕方になると、人々はろうそくに火を灯し、灯籠を川に流し、寺院の本堂を三回巡るキャンドルパレードに参加します。これは、仏・法・僧への敬意と追悼の意を表すものです。

 

この祭りは単なる宗教的な儀式であるだけでなく、私たち一人ひとりが、日々の生活において善行を積み、悪行を避け、慈愛と思いやりを育むことを改めて考える機会でもあります。

この日が、すべての人々に幸福と平和、そして祝福をもたらすことを願っています。

カンボジア事務所 スレイネット