新インターンからのご挨拶
はじめまして。事業サポート課インターンの西村麻希(にしむら まき)です。4月より東京事務所にてインターンをしております。
今回は、私がシャンティのインターンに応募した経緯や、活動を通して感じていることをお伝えしたいと思います。
まず、私がシャンティに興味を持ったきっかけは、ホームページに掲載された絵本の画像でした。私の母は、私が幼い頃から地域で読み聞かせの活動を行っており、家でもよく絵本の読み聞かせをしてくれました。
シャンティでも子どもたちへの読み聞かせ活動を行っています。写真は、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプのコミュニティ図書館での様子です。
私は幼少期、親の仕事の都合で6年ほど、東ヨーロッパのハンガリーという国におり、街中では現地語のマジャール語、学校や家庭では英語、日本語が飛び交う環境で育ちました。当時、母による日本語の絵本の読み聞かせは、私にとって日本の童話や日本での生活に触れる機会の一つでした。そのおかげもあり、帰国後も周りに遅れをとることなく、勉強に取り組むことができました。
シャンティでも絵本を通じて、子どもたちが母語や自分のルーツの文化に触れる機会を創出しています。私も、幼少期の経験から、絵本が持つ可能性を強く感じています。
この写真は、ハンガリーの首都ブダペストにある国会議事堂です。ドナウ川沿いに建つブダペストを象徴する建物です。
こちらは、ブダペスト市内を走るトラムです。黄色い車体が可愛らしいです。
そして現在、私は大学で教育学を専攻しています。教育は人々の人生を支える基盤になると考えたためです。日本には、学校教育に限らず、古くから地域にある公民館などの社会教育の場で人々が集い、学習する環境があります。シャンティは本の力に注目して、他国でも地域で学ぶ場を作ろうしています。それを面白いと感じ、インターンに応募いたしました。
事業サポート課でのインターンは、東京事務所での活動が中心のため、シャンティが支援する現場は直接見られません。ですが、現地から送られてくる報告書の和訳業務などを通して、現地の様子を想像しています。
これまでNGOというと、私の中では、現地の問題に直接働きかけるイメージがとても強いものでした。しかし、インターンとしてシャンティに関わるようになってから、活動を支援してくださる方々を中心に、世の中に対して情報を届ける発信者として側面や、現地の支援団体をサポートするアドバイザーのような側面もあることがわかりました。
これから、事業に対してさらに理解を深めるとともに、自分自身がシャンティに対してどのように貢献できるか、また今回の経験を将来にどのように生かすことができるかという点を意識しながら業務に励んでまいりたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
事業サポート課インターン
西村麻希