2008.09.11
読み物

ミャンマー(ビルマ)難民の日本定住

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

先月の毎日新聞に、
「タイ国内の難民キャンプに暮らすミャンマー(ビルマ)難民の
日本定住が決定した」と載っていました。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080825k0000e040048000c.html
日本政府は、早ければ2010年には、数家族30人前後を受け入れ、
その後人数を増やし、ミャンマー以外の国の難民にも入国を許可
する方針。
過去に日本は1970年代以降、インドシナ難民を10000人以上
受け入れているものの、これはあくまで特例措置。
その他の国外の難民には、門を閉ざしてきました。
今回の難民の定住受け入れは、大きな転換です。
SVAが活動するミャンマー(ビルマ)難民キャンプからも
「国に戻れず、外国に行くなら、同じアジアの日本に行きたい」
という声がよく聞かれています。
閉鎖されたキャンプではなく、自由を手にしたいと希望をもって
いる難民の人たち。
言語、住居、仕事、文化・風習、子どもの教育など、彼らが日本で
暮らすにはさまざまな問題が考えられます。
その期待に、日本はどう応えるのか、SVAはなにができるのか、
わたしにできることは???
かつて日本に定住したカンボジア難民の方がたに、カンボジア語の
図書の貸出をしていたSVAですが、今後のミャンマー(ビルマ)難民の
日本定住にどうかかわれるのか、検討する時が近いかもしれません。
広報 村田泉