2014.07.21
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新体制

スタッフの声
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターンの岡田です

5月末に小野元所長が退職し、現在現地職員のジラポーン・ラウィルン(以下、セイラー)が所長代行として現場を指揮しています。

今回は、セイラーにコメントをいただきましたので、日本語に翻訳をして皆様にお届けします。(以下、セイラーより)

こんにちは、セイラーです。

私は以前、ボランティアの教師として難民キャンプ内の学校で働いていました。

そのとき、教科書や参考書などの本が足りなく、子どもたちにものを教えるのに大変苦労しました。

私が本や図書館が必要だと感じていたとき、ちょうどシャンティのことを知りました。

そのとき私は、「ここがまさに私が探し求めていた場所だ」と思い、すぐに働くことを決めました。

あれからもう、13年が経ちました。

これまでは日本人が所長を務め、事務所の職員皆を引っ張ってくれていましたが、先月から私が所長代行として、現場をまとめていいます。

時間が経つのは本当に早いもので、現在の体制になって一ヶ月が経ちました。

ついこの間までは、以前よりも責任をとらなければならないということや最近の難民情勢の変化もあり、不安がありました。しかし、今は素敵な仲間やご支援者の皆さまに支えられ、それほど不安はありません。

職員たちは、特に図書館運営に関して以前よりも議論をするようになったり、困ったことや質問があればためらうことなく聞くようになり、それぞれより責任感が増したのではないかと思います。

また、難民キャンプに滞在する図書館員たちの中には図書館運営に長けた職員がいることもあり、活動に特に大きな変化はありません。

さらに、私が所長代行として活動するようになってから、私自身が東京にいる人たちと頻繁に連絡を取ったり議論をするようになったので、これは私にとっても組織にとっても良い変化ではないかと感じています。

新人の図書館員に仕事に自信や興味をもってもらうようにするにはどうしたらいいのか、ということや、先行き不安定な難民キャンプの情勢など、不安なこともありますが、これまでどおり、仕事仲間であり、家族でもある、皆とのチームワークを維持しながら頑張ります。

最後に、ご支援者の皆さまに感謝申し上げます。中には、長い間私と連絡をとってくれたり、ブログなどを通じて支えてきてくださった方がたくさんいます。私たちも、今後難民キャンプがどのようになっていくのかはわかりませんが、何か変化があれば今後も皆さまにお伝えしていきます。そして難民の人たちが新しい生活を始めることができるようになるその日まで、私たちは活動していきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

ありがとうございました。

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ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所所長代行 ジラポーン・ラウィルン(セイラー)
(日本語訳:ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターン 岡田)