2014.06.25
読み物

【対談:第四回】これからの図書館について語ろう

対談

対談:第四回「これからの図書館について語ろう」

ハフィントンポスト日本版記者 / 猪谷 千香さん × シャンティ広報課 / 鎌倉 幸子
2014年6月25日 紀伊國屋書店新宿本店

昨今、様々な形の図書館が、全国で開館しています。図書館へのニーズも変化し、図書館が提供するサービスも多様になってきました。今回、多くの図書館を取材され、『つながる図書館』を上梓された猪谷千香さんに、変貌する図書館の最前線についてお話しをお伺いしました。そして今、図書館に求められていることは何か、また、これからの図書館の存在意義について語り合いました。

ハフィントンポスト日本版記者 / 猪谷 千香さん

  • 文筆家/ハフィントンポスト日本版記者。明治大学大学院博士前期課程考古学専修修了。産経新聞で長野支局記者、文化部記者などを経た後、ドワンゴコンテンツでニコニコ動画のニュースを担当。2013年4月からハフィントンポスト日本版でレポーターとして、公共図書館や地方自治などについて取材している。『つながる図書館』(ちくま新書、2014年)、『ナウシカの飛行具、作ってみた』(共著、幻冬舎、2013年)、『日々、きものに割烹着』(筑摩書房、2010年)著者。

シャンティ広報課 / 鎌倉 幸子

  • 1999年シャンティに入職。カンボジア事務所図書館事業コーディネーター、東京事務所海外事業課カンボジア担当、国内事業課長を経て、2011年より広報課長。東日本大震災後、岩手で行っている移動図書館プロジェクトの立ち上げを行う。『走れ!移動図書館』(ちくまプリマー新書、2014年)著者。。

スタッフが個性を活かしながら運営されている図書館

鎌倉:今日は雨が降ったり、止んだりの中、足をお運び頂きありがとうございます。
猪谷:私たち、同時(※1)にお互い図書館の本が出ることを知りませんでした。Twitterとかを見ると、「さすが筑摩書房さんは図書館に力を入れている」という感想があったりして。
鎌倉:「筑摩書房さんは、図書館の味方」とか書かれていましたね。その猪谷さんと図書館のお話ができて光栄です。まずは、お互い書いた本の話をした後で、具体的に掘り下げていきたいと思っています。では、まず猪谷さんから本を出した経緯をお話いただけますか。
猪谷:私がこの本を書こうとしたきっかけは、東日本大震災でした。人も亡くなる、図書館もなくなるような状況の中で、図書館を取り戻そうという活動があちこちで芽生えてきていました。それを取材したいと思ったのが最初です。震災の被災地の図書館に行きたいと思いつつも、図書館は利用者ではあったのですが、働いたこともないですし、まずは図書館のことを知ろうと思い、調べ始めました。
鎌倉:そこから図書館の取材が始まったのですね。
猪谷どうもここ10年ぐらい、「静かで本の貸し出しだけ」の図書館とは大きくイメージの違う図書館が生まれていました。新聞記者でしたので、ニュースなどで取り上げられたものが単発の情報として入ってきてはいたのですが、全体の動きや背景まで意識していませんでした。ただそれをきっかけに、色々調べ始めたら、百花繚乱と言いますか、色んな地域で素晴らしい活動をしていらっしゃる方いることを知りました。そこで今回『つながる図書館』にまとめました。
鎌倉:『つながる図書館』には、色々な図書館が紹介されていますよね。取り上げられている図書館は、どのように選んだのですか。アンケートで「皆さんの気になる図書館はどれですか」と聞いたとか?
猪谷:実は担当の編集者の方は図書館愛が強い方で、会議をしている間に盛り上がりました。また都道府県立図書館にメールを出しまして、自分の図書館の売りとか、自分の県内の図書館でこんな面白いサービスがあるとか、そういう情報をいただきながら書き上げました。
鎌倉:そうですか。でも、どの図書館にするか、選ぶのは大変でしたよね。
猪谷:そうなんですよ。言い訳のように本の中で「他にも、もっと素晴らしい図書館あります」って書いたんですけど、本当にそうでした。いい図書館が多すぎるので、泣く泣く諦めたところもいくつかありました。
鎌倉:なるほど。その中で酷なお願いかもしれませんが、猪谷さんのおススメというか、何か記憶に残っていて紹介したい図書館があれば教えてください。
猪谷:本当に新しいなと思ったのは、東京都武蔵野市にある武蔵野プレイスですね。

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武蔵野プレイス外観
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内部にはカフェがあり、図書館の本を持ち込むこともできる
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ナクソスミュージックライブラリにも接続可能

図書館だけではなく、青少年支援とか、市民活動の拠点にもなっています。あの辺は結構な数の大学がそばにあるので、大学が一般の人に対して行う講座の窓口というかつなぎ役にもなっています。生涯学習支援も行っていて、4つくらいの機能が詰まっている施設が武蔵野プレイスなんです。多分今後は、こういうタイプの複合的な機能を持った施設ってあちこちで増えていくと思うんです。自治体は少子化になりますとどうしても縮小してしまいます。
鎌倉:予算とかも少なくなったり。
猪谷:そうです。税収が減ると、どこのお金を削っていくかという議論になる。こういう施設のお金が一番狙われやすい。そうなると博物館とか美術館とか図書館とか公民館が単独で運営されているよりも、駅前に人が来るところに1つ作って、そこで複合的に施設として運営管理されていくのは一つの流れだと思うんです。
鎌倉:時代の流れですね。
猪谷:武蔵野プレイスは、スタッフの方がそれぞれの担当に分かれてはいるんですけども、イベントをやる時に、各スタッフが相談してそれぞれの個性を生かせないかを話し合っています。青少年育成のイベントをやるときも、「だったら関連した本が紹介できます」と図書館が提案している。中の複合的な動きも見られ、非常に面白かったですね。
鎌倉:図書館のスタッフが、建物内にある他の施設の活動にどうやって答えていくかを常に考えていらっしゃるのですね。あともう一館だけどこかご紹介ください。

(※1)2014年1月10日に同時刊行されました

皆の「困った」に対応する課題解決型図書館

猪谷:鳥取県立図書館はお薦めですね。行ってみると、玄関におびただしい量のチラシが並んでるんです。例えばインターネットでトラブルになった時とか、ちょっとした日常生活で困った時に身近な人にも相談できないし、でもどこの窓口に相談に行けばいいか分からない。弁護士さんに相談するのも、お金かかりそう。「困ったな」という時に、図書館があるのです。鳥取県立図書館の司書の方は、利用者が抱えるあらゆるトラブルを想定して、色んな種類のチラシを作っています。そのコーナーは一見の価値があるんじゃないかと思います。

鳥県図玄関写真2

鎌倉:そのコーナーは、図書館の中に入る手前にあるんですよね。
猪谷:そうなんです。カウンターに行って聞くのも気が引けることもありますよね。図書館に入る前に必要な情報が並べられていたら、ちょっと敷居が低くなる。どこの図書館でもマネできることなので、ぜひあちこちでやっていただけたらなと思いました。
鎌倉:中にある本が、図書館の外にいるときに知れるといいですよね。じゃあ入ってみようっていうそういうモチベーションにもなる。
猪谷:鎌倉さんが仕事をしているシャンティ国際ボランティア会は、もともと海外で図書館の活動をしていらっしゃるのですよね。
鎌倉:シャンティは、1981年に設立されました。当初、内戦で国を追われたカンボジア人が国境を越えて隣のタイに逃れます。そこにできた難民キャンプで、図書館を作ることから活動が始まりました。おっしゃるとおりそれから海外で図書館の活動をやっていた団体です。
猪谷:被災地での支援もしているのですね。
鎌倉:シャンティには緊急救援を担当しているセクションがあります。東日本大震災後の現場以外にも、今ちょうどフィリピンの台風で家を失った方への支援を行っています。阪神点・淡路大震災以降、震災が起きたら動ける体制を作っています。今回も、2011年3月11日に地震が起きて、翌12日には支援をする決定をしていました。
猪谷:最初に災害が起こった時って、まず最初に衣食住じゃないですか。
鎌倉:3月15日からスタッフや関係者が現場入りしました。ただ猪谷さんがおっしゃる通り、最初は炊き出しや物資配布など衣食住の支援でした。
猪谷:図書館とか後回しになりがちなところを、ものすごく素早く、移動図書館の活動を始められた、その思いはどのようなものでしたか。
鎌倉:私は4月3日に現場入りしました。その前から気になっていたのが宮城県気仙沼市にある図書館でした。震災が起こったその月には再開させていたんです。図書館は後回しになりがちなのに。すごく気になって伺ったら、閉館日だった。
猪谷:閉まってたんですね。
鎌倉:うろうろしていたら、司書の方が見つけてくれて、中に入れてくれました。電気が通っていない図書館で話を伺っていたとき、司書の方が炊き出しや物資配布はありがたいことを前提にしながらも「食べ物はなくなるけど、本は呼んだ記憶が残ります。だからこそ私は本を届けたいんです」とおっしゃった。続けて「こんな時だからこそ、今、出会う本が子どもたちの一生の支えになる」と力強くお話いただきました。震災から数週間経ち、体のために必要な栄養と共に、心にも栄養が必要だと感じました。
猪谷:そこで図書館の活動をやろうと思い立ったのですね。でも、本もないし…まずは建物も壊れてしまっているし。
鎌倉:そうなんですよ。
猪谷:そんな中で移動図書館に行きついたっていうのは…
鎌倉:支援物資として本は東北に届いていたんです。ある時避難所に行ったら、子どもがいないのに絵本が大量に届いたという声がありました。逆に子どもが多く避難しているのに小説しかない避難所もありました。また避難所に届いた箱の中にある本に関心があっても「怖くて手が出せない」という方がたくさんいらっしゃいました。誰の本か分からないものを手にするのは怖い、と。
猪谷:人間関係がギスギスしてきちゃいますよね。
鎌倉:すごいシステムを作る必要はなくて、誰かが本を段ボールから出して、表紙を見せて、紙一枚でいいので「この本は皆さんの本です。借りたら同じ場所に返してね」と一言書くだけでいい。本がどれだけあっても、それが生きるのは「人」が鍵だと感じました。また読みたい人がいて読みたい本は必ずあるので、本を巡回させようと思ったのがきっかけです。
猪谷:実際に移動図書館で回ってみて、反響はどうでしたか?
鎌倉:「シャンティって、何」からのスタートでした。まず子どもたちが「なんかあるぞ、絵本あるぞ」みたいな感じで近づいてきてくれて、その後じゃあ大人がっていう感じでした。最初は「本なんて読む気になれない」という方もいました。
猪谷:立ち上げるのもパワーがいると思うんですけど、継続する方が実はパワーが必要なんじゃないかな、と思います。
鎌倉:行き続けることが大切ですね。「移動図書館は約束です。その覚悟がありますか」と、岩手県沿岸部の図書館の方からいただいた言葉です。2週間に一回、同じ場所、同じ曜日、同じ時間に行き続けるというのが移動図書館。2011年の秋に大型の台風が来て、「どうしようかな」と思いましたが、移動図書館は約束だから運行したのです。そしたら皆さん、「移動図書館車ってちゃんと来るのか」と、仮設住宅にお住まいの方がカーテン越しから見ていらっしゃったんですよ。
猪谷:皆さんも心配されてたんですかね。
鎌倉:皆さん、雨の止んだ隙間に出てきて下さって、「借りてやるか」と。その時がブレークポイントというか、この人たちは2週間に一回、ちゃんと来るんだと思ってもらえたと思います。
猪谷:陸前高田市から始まって、今はどの地域を回っているんですか。
鎌倉:岩手県は陸前高田市、大船渡市、山田町。大槌町は町の移動図書館がスタートしたので集会所で文庫活動のみとなりました。2012年から宮城県山元町と福島県南相馬市でも運行しています。

消滅する市町村と図書館の役割

鎌倉:東北は震災で少子高齢化が一気に加速しました。猪谷さんはよく、消滅する自治体についてお話されていますよね。
猪谷:中央公論の6月号の特集に「消滅する市町村523―壊死する地方都市」という特集が組まれたんです。
鎌倉:そうですよね。東北の深刻な課題でもあります。
猪谷:恐ろしいのは、2010年の調査かなんかをベースにしているので、震災の影響が反映されていないんですよ。だから、再調査をしたら東北の方はもっとひどくなるかも。
鎌倉:そんな中、図書館を含めた公共施設が、日本社会の中で今後どういうに形になっていくのか、お話しをいただけますか。
猪谷:紫波町という岩手県盛岡市の南に位置する町があります。他の自治体同様、50代以上の人口が増えている。そこで町が民間と一緒に駅前の町有地で大規模な開発をしてオガールプラザという施設を建設しました。そこに民間の業者と一緒に、図書館が大切な施設として入っています。紫波町の農畜産物を販売するマルシェも併設されていて、近隣の方々もお買い物に来られています。図書館はマルシェにPOPを置いて、その素材を使ったレシピ本を紹介しています。また農家の人たちが農薬などの最新情報を得られるようにとデータベースの使い方講座を開いたり、農家の方同士がコミュニケーションを取れるイベントを開いたりしています。ただの農業支援ではなく、その中心には「自治体をどう存続させていくか」という視点を持っているのを感じます。それを戦力的にやっていらっしゃると、今大変注目を集めています。
鎌倉:それは島根県の離島である海士町がIターンの人たちをたくさん受け入れているという事例にも通じるかも。

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猪谷:海士町は「ないものはない」がスローガンなのですが、本当に何もないんですよ。コンビニもないですし、カフェもそんなにない。Iターンと聞くと、退職した人が「東京はもういい」と移住するイメージがある。でも海士町は働き盛りの人たちが移り住んでいます。人口の一割がIターンの方たちです。
鎌倉:海士町を訪れた人が、図書館に来て、定住を決めたっていうケースもあったと聞きました。
猪谷:人間って、食べられればいいとか、家に屋根があればいいとか、それだけではないです。心が荒んだときって、本ってものすごい助けになるんですよね。私自身もずっとそうでしたし、なんかこうイライラしたり嫌なことがあったりすると、もう本読んで寝ちゃう、そうすると次の日元気出ちゃうみたいな。そういうこともきっと、被災地の方の心のケアになっていたりするのかなと思いました。
鎌倉:そうですよね。鳥取県立図書館が取り組んでいるように、人は大なり小なり問題とか悩みを抱えている。人に話せないこともあります。本は自分のペースで対話できる物ですよね。ゆっくり読むことも、早く読むことも、戻ることもできる。自分でコントロールできる物なんですよね。
猪谷:本の力って本当にすごいなと思います。だから海士町に図書館があるから移住しようと思うのは、人の豊かな生活に必要な場に図書館がなっているということです。『つながる図書館』を書いていて、図書館は本を貸し出すだけではなく、コミュニティの場にもなっていると感じました。被災地では、住むところがなくなってしまって、みんなてんでばらばら。そのような状況では、家に閉じこもってしまうじゃないですか。その中で鎌倉さんたちが移動図書館を走らせ、その場所に人が集まってくることで、新しいコミュニティが生まれていったんじゃないか、そういう役割もあったんじゃないかなと思いました。
鎌倉:そうなんですよ。図書館は「居場所」でもあるんですね。走れ東北!移動図書館プロジェクトのキャッチコピーは「立ち読み お茶のみ おたのしみ」です。立ち読みをするように一人でもOK。お茶を友達と飲み井戸端会議をしてもOK。自分のペースで楽しんでくださいという願いをこめました。最初はお一人で来られていた方が、だんだんと話の輪の中に入っていくようになったり。

コミュニティの図書館へのニーズ

猪谷:千葉県船橋市で活動されているNPOで情報ステーションというところがあります。

ふなばし駅前図書館外観
ふなばし駅前図書館外観

NPOの立ち上げの目的は、地域おこし、地域活性化なんですよ。じゃあ、そのために何が船橋に必要なのかを考えた先にあったのが「便利な図書館」でした。「船橋まるごと図書館」というプロジェクトを立ち上げて、老人ホーム、商店の空きスペースなど、人が集まる場所に図書館を作っていますが、コミュニティの中で図書館のニーズが本当にあるんだな、と彼らを見ていて感じますね。
鎌倉:色々な形の図書館がここ数年できていますよね。先ほどの少子高齢化や消滅する自治体の課題も含め、図書館の役割をきちんと考えて行かなきゃと思います。その中で、こちらから巡回する移動図書館ってありだなって思っています。多忙を極めるビジネスパーソンも時間がない。また歩くのが不自由な高齢者や病気の人、介護や育児で自由に外出できない人も、図書館へ出かけるのは難しいかもしれない。岩手では丘の上に建っている仮設住宅団地もある。おばあちゃんに聞くと、一日に何本か出ているバスに乗るために、坂を下らなければいけない。坂を下るのに20分かけて、バスに乗って、町に行って、戻ってくると、今度は坂を登らないといけない。そんな中、図書館に来てください、といっても難しいのではないかと思います。
猪谷:そうなんですね。移動図書館ってすごく有効だなと思います。ネットがくまなく行きわたり、誰でも国立国会図書館にアクセスすれば、本でも読めるみたいなところが本当は理想なのかもしれないですけど、でもそうではない、コミュニティとしての機能もありますし、現実問題、著作権のこともありますし。
鎌倉:コミュニティとして「つながる」ためには、コーディネーター力がある人がいるかが鍵ですね。自治体でしたら課を越えて交渉したり、住民の声をまとめたり。
猪谷:「つながる図書館」で取材させて頂いた図書館は、図書館の中だけではなく、外の人ともものすごくつながっています。自分たちの図書館サービスが必要と思われる関係機関にも人脈がある。それによって図書館活動が本当に、豊かになっていくんですよね。佐賀県の伊万里市民図書というところがありまして、そこには400人近いボランティアが、常に図書館で活動しています。本当に市民に愛されているんですよ。伊万里市に行った人が地元の人から「うちの町の図書館はこんなにすごい」と延々語られたという話もあるくらい。市民とつながれるのも、図書館としての強みですよね。予算が削られたり、災害が起きたりと、色んな危機に遭遇することがあり得る中、そういった方たちが助けてくれると思うんですよね、実は。
鎌倉:市民一人一人と図書館がどう向き合っているか。そして人と人との力が合わさることで、化学反応が起きて、また面白い図書館が生まれるかも。
猪谷:図書館が予算を削られたり、災害などの危機が訪れたりした時、例えば鎌倉さんたちのような民間の方と提携をしていくのか。その町の記憶とかコミュニティをどうやって保っていくか、本を必要とする人たちにどうやって届けるか。その辺を今後は図書館として考えていかなくてはいけないのかなと思います。

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鎌倉:時間が来てしまったのですが、二人とも「図書館と広報」の話をしたいなぁと思っておりました。
猪谷:語りたくてしょうがない。
鎌倉:なので、次回は、図書館の広報力をテーマに話ができたらなと。
猪谷:そうですね。よろしくお願いします。
鎌倉:時間が来てしまいましたね。最後に一言頂戴できますか。
猪谷:鎌倉さんも私も公立図書館の人間でないというところがまた面白くて、そういった人間から見た図書館というのが、この2冊には詰まってる気がしてですね、今後ともお互いそういった視点で図書館を応援できたらと思います。
鎌倉:今回は公開トークということでたくさんの方の前でお話をさせていただきました。図書館ってこれからどうなっていくのかと、気になって来られた方が多いと思います。これを機に皆さんとご縁が生まれ、みんなで図書館業界全体を考えていけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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