将来は自分の村の役に立ちたい!カンボジアの女の子の一日
カンボジア農村部で、実際にコミュニティラーニングセンター(CLC)を利用する小学生の女の子にインタビュー。現地での暮らしをリポートしてもらいました。
カエン・ナリンさん(11歳)
私が住んでいるのはこんな村
トウモロコシや豆類、米などの栽培が盛んに行われ、村民の多くは農産物で生計を立てています。
家の裏庭にある池で魚を育てたり、畑で育てた野菜を食べ、自給自足に近い生活を送っています。
将来の夢は学校の先生!
私はカンボジアのシェムリアップ州クロライン郡カンチャン・チュラウ村で、両親といとこ2人と一緒に暮らす小学5年生です。両親は稲作で生計を立てています。一緒に暮らすいとこと外で遊んだり、友達のお家でおしゃべりしたり、草花を摘んで遊ぶのも好きです。たまに村の人がプロジェクターを使って小規模な映画上映会を開催することがあり、それを毎回楽しみにしています。
将来の夢は、小学校の先生になって、住んでいる村の子どもたちに勉強を教えることです。いつか、自分が生まれ育った地域の役に立ちたいと思っています。
私の一日をご紹介します
5:00 起床
6:00 朝食:お皿を洗って、部屋の掃除をしてから朝ごはんを食べます。
8:00 昼食:いとこたちと近所を散歩したあと、家で早めの昼食をとります。登校時間までは家で家族と過ごします。
11:00 登校:友達と一緒に登校します。
授業が始まる13:00まで学校でみんなと遊びます。
13:00 授業スタート:授業の合間に10分~15分間の休憩時間が2回あります。
休憩時間には、シャンティが支援しているCLCによく行きます。
17:00 帰宅
18:00 夕食:魚のスープが好物です!
20:00 就寝:食後に家族と団らんし、寝る前は読書をして過ごします。
おやすみなさい!
私のお気に入り「CLCにある絵本と教科書」
CLCにある本の中で一番好きな本は「Where are we going?」です。クメール語の教科書には、いろいろな物語が収録されているので、学校だけでなく家に帰った後も読みます。
私の一日シリーズ
本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.299 (2019年春号)」に掲載した内容を元に再編集したものです。
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