2009.06.09
読み物
ラオス新札騒動
ラオス事務所の川村です。
今日はラオスのお札についてのお話です。
数ヶ月前にラオス政府は新しい1000キープ札を発表しました。(日本円で約12円)
しかし、これには外国人もラオス人もびっくり!
今までのお札には、革命のリーダーで初代大統領のガイソーン氏の肖像が使われるのが普通だったのに、いきなり一般人の女性3名が写真でお札になってしまったのです。
肖像画でなく、写真のお札なんて初めてみました。他の国でこんな例はあるのでしょうか。
この新札、ラオス人からも非難轟々。新聞の投書欄でも、「ラオスの国のリーダーでも功労者でもない一般人の写真をお札に使うなんておかしい」という声が相次ぎました。
その後このお札はすっかり流通しないようになり、ほとんど見なくなってしまいました。
きっと、このまま回収され、数年後には「幻のお札」として高い値がつくかも。