ぐるぐる隊
SVAラオス事務所 の伊藤です。
11月の満月に行われるタートルアンまつり。
今年は、11月21日に、山場を迎えました。
ヴィエンチャン遷都450周年記念とあいまって、盛大に。
タートルアンは、ルアンパバーンからヴィエンチャンに遷都した直後「セタティラート王」が再建し。
現在は、ラオス仏教の最高峰。
「多分」王族のお墓、とも言われています。(JICA考古学シニアボランティアの方談)
(「多分」というのがラオスらしいのですが。)
今年赴任したばかりですので、お祭りを見なくてはいられない、と、
鈴木スタッフと共に、朝早起きして行ってまいりました。
朝7時。
既に、大勢の人々が、これから始まる大托鉢会のために、備える広場の様子を横目に見て、、
お坊様がお鉢を並べて、人々が回るタイプの大托鉢会の一部の中も通り、
タートルアンの周りにたどり着いたのは、手前の広場に入ってから20分後のこと。
そして、タートルアンの周りを3周してお祈りしようと行き来する人々の流れもみながら、、、
タートルアン裏側に回り、、、
ファインダーを下にずらすと、、、
ゴミ拾いすること、も、一つの目的でした。(左端の後ろ姿が、鈴木スタッフ)
朝7時~9時前まで
タートルアンまつり大托鉢会の「ゴミひろい」ボランティア「ぐるぐる隊」に、
(托鉢参加もありますので)シンを着用して、、
参加させていただいていたのです。
ラオスにきているJICA青年海外協力隊の環境隊員の方のよびかけで行われた企画。
毎年、タートルアンまつりのあとのゴミは、本当にひどいそうで、発案されたそうですが、
本当に、すごかったです
人々からは、珍しそうに眺められ。
目の前で、ぼとぼとと、ゴミを落とすご婦人もいたり。
持ち歩いていたビニール袋にゴミを入れてくれる人もいたり。
私たちには、本当にかなってほしい、祈りもありましたので、
ありがたいラオス仏教の最高峰タートルアンのお掃除を、
当日は、国立大学の環境学部のボランティア・サークルの学生さん含め、
日本人中心に、67名がこの活動に参加したとのこと。
翌日の現地新聞には、このボランティア活動が取り上げられていました。
すごいゴミが捨てられたお祭り後の広場の写真も掲載されていました、、、。
お祭り前は、面白そうに、私たちの話を聞いていたラオス事務所スタッフも、知人も、
外国人がそうまでするとは、実際に意識したらすごい状態であったゴミの量に、
恥ずかしいと言いながら、
これから自分はゴミのポイ捨てはしないぞ、と。心を新たにしてくれた様子。
学校の校庭や村のなかでも多くのゴミが見られますから、
この意識のチェンジは、それだけでも、成果です。
一方、結局、大量のゴミは、ヴィエンチャン首都が清掃員を雇って掃除したそうです。
雇用機会創造にはつながっているのですね、、、。
ラオス事務所所長
伊藤解子