ラオス観光年 その後
ラオス事務所の伊藤です。
ラオスは今、お正月も終わり、一年で最も暑い季節。
雨季入りもすぐそこ。
数日おきスコールが降るようになり、
ヒューヒュー暴風の音で夜起こされることも(正直怖いです)。
ただ、今年は本当に暑いので、早く雨が降ってほしいと、皆口々に。
新聞によると過去10年でも最も暑い記録を更新したそうです。
お隣のタイでも報告されてはじめている、干ばつが心配です。
そんな先週末、ちょっと市街に出てみると、あちらこちらから日本語が聞こえてきました。
お店というお店に(ちょっと大袈裟?)、日本人が、、
あまりラオス在住の日本人には見えない格好で、親子3代みたいな様子の方々も、、。
そういえば、日本は、大型連休に入ったばかりでした。
以前、ラオス航空にエアバスA320機が導入されたことをご報告しました。
3月、このエアバスでラオス首相を乗せたチャーター直行便が日本へ初飛行し、このゴールデンウィークには、成田発、福岡発ラオス航空チャーター直行便のラオスツアーが催行されているのです。
それで、皆さんの自由行動時間に、ヴィエンチャン街中の日本人密度が突如上がっていたわけですね。
首都でも小さい街だから、見かける外国人の違いが歴然としているところも、ラオスらしい。
ちなみに、「3泊5日のヴィエンチャン、ルアンパバーンの旅」だそうです。
福岡発ツアーは、福岡を11時20分出発。ルアンパバーンに14時に到着(はやい!!)
ただ、戻りはヴィエンチャン深夜2時発、福岡朝9時着。(ホテルは出発まで使えるそう)
某大手旅行会社のツアーで、ホテルもしっかりしたところ。日本人も安心です。
お値段175,000円とか。
こうして、ラオス旅行に日本人のご家族連れが来られる時代になったのです。
シャンティの海外事業地の中で、地理的に一番日本に近いラオスのヴィエンチャン。
けれど日本からの直行便が無いだけでなく、そもそもラオスにフライトを飛ばす外国の航空会社も少ないのでフライト・チョイスが少なく不便。
なんだかとても距離がある遠い国、という気がしてしまいます。
実は、韓国からの定期チャーター便は毎日飛んでいるのですが、日本からは未だなので、一瞬でも商業向け直行便が来たというのは、ちょっと感動。
実は、ラオスの新航空会社Lao Central Airlinesもサービス開始、国際線就航します。
年内就航といわれつつ、昨年10月頃からずーっとワッタイ国際空港に駐機されたままだった、ボーイング737ジェット機2機。
やっと先日新聞に、5月2日~のバンコク便週3往復と、ルアンパバーン便のプロモーション広告が掲載されてました。
盛り上がってきた、ラオスの空の玄関!
(先ほどに戻って)などと考えながら歩いていくと、ヴィエンチャン目抜き通り中心にある「ナムプー(噴水)広場」に到着。
ツーリストが疲れた足をとめ、広場や周りのカフェ等で一休みし、噴水をみながら涼み、のどかなヴィエンチャンをゆっくり感じられるこの広場が。
「工事中」。
昨年乾季に入った11月頃から、観光シーズン真っ只中にも続いたこの工事。
VISIT LAOS YEARの今年が3分の1過ぎても、まだ終わらないこの工事。
広場が柵で覆われ、素敵な広場完成図が野ざらしになって、半年以上、、。
周りが観光年!といって盛り上げても、工事中なまま、暑いし雨が降るし湿度が高いし、と避けられてしまう観光ローシーズンの雨季へ、、。
ほとんとMade in ThailandかChina物が出回るラオス。
シルクショップで「タイ産じゃなく、ラオスのものないの?」
と言っていた日本からの観光客の方々、残念ながらこの自慢のナムプー広場もラオスの思い出に入らずご帰国なのですが、、このペースこそがラオスの魅力なので、お高いですが、機会がございましたら、また是非いらしていただきたいです。
ちなみにラオス観光年は、観光産業発展支援のひとつとして、日本政府(JICA)が支援しています。
ラオス事務所 伊藤解子