事業地まで移動中の風景
サバイディー!ラオス事務所の仁井です。
今回は、事業地まで移動中の風景を、写真でご紹介します。
今年の学校建設事業地は、ラオス北部ルアンパバーン県ヴィエンカム郡。首都ビエンチャンからルアンパバーンまで陸路で約8時間、そこからさらに3時間半の道のりです。
さて、陸路で移動中の車窓からは、連なる山々が目に飛び込んできます。季節によって、いろんな種類の花が目をよろこばせてくれます。
後ろを振り向いても、山。上りと下り1車線ずつしかない道路は、山の斜面に貼りつくようにして整備されています。雨季には、土砂崩れのために通行止めになることもしばしばあります。
山があれば、川があります。豊かな山と森の養分は雨によって川に運ばれ、土地を肥やし、ナマズなど大きな魚を育て、多くの恵みをもたらします。
村を通りかかると、収穫したトウモロコシを干していました。冬への蓄えでしょうか。肉やトウガラシを干している風景もよく見かけます。
丁寧に手入れされた棚田も、あちこちで見かけます。限られた土地を有効活用してきた先人の知恵が、活かされているのでしょう。
8時間+3時間半の移動中、トイレに行かない訳にはいきません。きれいな水が十分あり、清潔なトイレがある場所を押さえておくことは重要です。といっても、このトイレはガラスもなく、通気性は抜群ですが、いささか開放的過ぎるような気がします!
一体、何メートルの高度差があるのでしょうか。ルアンパバーンへの移動中に飲み終わった水のボトルを、宿に着いて捨てようとしたら、こんなに凹んでいました。通常の形は左なので、かなり気圧差があることが見てとれます。
陸路での移動中、息をのむような美しい景色や、無邪気な子どもたちの様子、垣間見える人々の生活など本当にいろんな発見や気づきがあります。これらは、陸路移動の醍醐味と言って過言ではないでしょう。
ただ、疲れているときの長距離移動は、腰痛持ちの私にとってはちょっと大変です。飛行機だと、首都からルアンパバーンまでは、わずか40分なんですけどね!
ラオス事務所 仁井勇佑