2013.05.24
読み物
カムとモンの子どもたちの一日
ラオス事務所の伊藤です。
上りの先が見えないジェットコースターは、
きっと急斜面の山道からヒントを得て考え出されたのでしょうか。
でもここは、遊園地ではなく、自然いっぱいのラオスのルアンパバーン県の 山の村。
高所恐怖症の私には、どきどきのぎりぎり絶壁の山道を通り、
いくつもの山を越え、雲の上を通り、
この視界に広がる山々の全てはラオスなの?
などと話しながら行った先の村に、
子どもたちの笑顔がありました。
カムとモンの子どもたち。
ラオス語わかる?
小学校3年生になる12歳の子。
わかる、、ちょっとかなあ。
でも本当は、あんまりわからない。
くすくすくすくす。
恥ずかしいのか、わからないのか、はにかむ子どもたち。
小学校5年生になると、 わかるわかる。
ぴんと背筋を伸ばし、答えてくれました。
朝4時頃に起きて、夜9時に寝るよ。
学校に行く前と帰ってきてから、毎日2,3時間、家のお手伝いをする。
もち米を炊く。
豚に餌をやる。
鶏に餌をやる。
家の掃除をする。
山に入って竹の子をとってくる。
村の共同水源に水を取りに行く。
妹・弟の世話をする。
7時頃には学校に行く。
授業が始まるのは、8時過ぎ。
学校に行ったら、友達と遊ぶ。本当の楽しみ。
広い空と山々の景色を見ながら、
毎日毎日、忙しくいろいろやることがある。
子どもたちからの声は直接現実を映す鏡。
とても大切です。
小さな声を反映させて、
多くの子どもたちに届く事業を形成中です。
ラオス事務所・伊藤解子