ラオス・ルアンパバーンの「ボートレース」
サバイディー(ラオス語でこんにちは!)
ラオス事務所の半田です。
8月の終わりって夏休みの終わりで、宿題をやらなくては!とか、
思いっきり遊ばなくては!等、なんだかそわそわする季節だと思っています。
そんな8月も終わりに迫った頃、ルアンパバーンでは大きなイベントが開催されました。
そう、「ボートレース」です。
ボートレースは、仏教行事に合わせてラオス全国で開催される年に一度のお祭りです。ルアンパバーンでは、先祖の霊が現世に戻る仏事に合わせて毎年8月末から9月初旬に行われています。ルアンパバーンで行われるボートレースはラオス全国でも最大規模で、各県から見物客が集まり、首相も来賓として訪れることも。村や職場単位でチームを作り、メコン川の支流のナムカーン川でトーナメント形式で速さを競います。
今年のボートレースは8月20日(月)に開催されたのですが、
8月18日(土)と19日(日)に決戦の地ナムカーン川にてたくさんのチームが練習をしていたり、
川沿いにはたくさんの屋台が出ていたりとお祭りモードが始まっていました。
今年は32チームがレースにエントリーしました。
私たちが活動するルアンパバーン県以外にも、
首都ヴィエンチャン等の他県のチームも参加していました。
初めてボートレースを観たのですが、
両者一歩も譲らないという白熱した試合や、
最初はリードを許していいたものの、後半にものすごい追い上げを見せて
逆転を見せるチームなどもあり、とても楽しく試合を観戦することができました。
追い上げを見せるチーム
大接戦を繰り広げた試合
また、会場を盛り上げるために応援ボートが出現し、
大音量で音楽を鳴らし、会場を盛り上げていました。
今年の優勝は、サイヤブリー県のチーム。
優勝チームは、10月に行われるヴィエンチャンでのボートレースに出場権を獲得しました。
優勝したサイヤブリー県のチーム
普段は静かなルアンパバーンの街中に
「こんなに人がいたのか!」
と思うくらいたくさんの人たちが朝からナムカーン川沿いに集まっていました。
ラオス人の心にはボートレース祭りが根付いているのだなと思いました。