2021.08.24
読み物

NGOに入職してから起こった4つの変化

スタッフの声
ラオス

こんにちは。シャンティ国際ボランティア会 事業サポート課の山口です。

1月より入職し、NGO職員として働き始めて7カ月が過ぎました。今回は、入職前と後でどんな変化が自分にあったかについて書いてみようと思います。


写真:読み聞かせに聞き入るラオスの子どもたち

①現地語の勉強が楽しいと感じるように

ナショナルスタッフとのコミュニケーションは基本的に英語です。ただし、やはり挨拶の1つや2つは知っておいた方がコミュニケーションもより容易になることを、ラオスのスタッフの皆さんと接して肌で感じました。日本は日本食、アニメと世界的に文化が知られている国であり、外国へ行った際に”Konnichiwa” ”Arigato” と声をかけてもらうだけでは特に感動することはありません。少なくとも私は。ただし、それは日本ほど世界に知られていない国の人からすれば、受け取り方が違うのだろうと思うようになりました。ラオスのナショナルスタッフとやり取りをする時は”サバディー”と、7月より関わらせてもらっているアフガニスタンのナショナルスタッフとやり取りする時は”アッサラームアレイコム”と挨拶をします。ナショナルスタッフとの仕事を円滑にすることが目的でしたが、気付いたら知らない言葉を学ぶことを楽しむ自分がいました。

②使用する英語が変化

言語は相手に通じなければ意味がないと強く感じることがありました。入職前はネイティブスピーカーと英語を話す機会がほとんどで、より難しい単語を、より早く綺麗な発音で話すことを心掛けていました。今は、意思疎通を第一優先に話すようになり、同じ内容を繰り返し、使用する単語にも変化がありました。

③SNS感覚で海外メディアを確認

アフガニスタンの情勢変化を受け、よく海外メディアを確認するようになりました。BBCなどのニュース媒体はもちろん、twitter上で現地の呟きをgoogle翻訳を使用し、確認するユニークな方法も先輩に教えてもらいました。ちなみに、来月シャンティではイベントを行いますので、短時間でアフガニスタンの今を知りたいという方はぜひこちらをご覧になっていただければと思います。

④価格以外の側面も考えて物を購入

入職して数カ月経った頃、気候変動によって学校までの道が沼のようになってしまったと過去の報告書を読みました。恥ずかしながら、これまでは環境や持続可能な暮らし方についてよく注意を払ってきた訳ではありませんでした。今では、時間短縮営業を強いられる飲食店やその卸業者の足しに少しでもなれば、とテイクアウトやお取り寄せをしたり、児童労働と関係のある成分入りのメイク用品を購入するのを控えたり、安さや手軽さだけを求めていた昔とは変わったなと思います。また、シャンティではクラフトエイドというフェアトレードブランドを展開しており、もちろん事務所がクラフト商品の倉庫となっているので、休憩時間に楽しくお買い物しています。意外(と言ってはフェアトレード業界全体に失礼なコメントかもしれませんが)と通常使いできる商品も沢山あり、私は中でもアフガニスタンのイヤリングやラオスのモン族のグッズが特に気に入っています。


写真:クラフトエイドの商品

入職して8カ月目、振り返ってみれば、様々な変化があったことに驚きました。次にブログ更新するタイミングでは、担当事業等について皆さんにお伝えできればと思います。