子どもたちにもっと本を!4月23日は「こども読書の日」
今日4月23日は「こども読書の日」、そして今日から5月12日までの20日間は「こどもの読書週間」と定められています*。
*制定機関:公益社団法人読書推進運動協議会
子どもたちにもっと本を、子どもたちにもっと本を読む場所をとの願いから、「こどもの読書週間」は1959年(昭和34年)に誕生しました。期間中は、日本各地で読み聞かせや人形劇などさまざまな行事が行われます。
小さいときから本を読む楽しさを知っていることは、子どもが大きくなるためにとても大切なことです。また、大人にとっても子どもの読書の大切さを考える機会でもあります。
本を読むことで子どもたちは新しい物語やさまざまな知識、今まで知らなかった世界と出会い、それは言葉を学ぶだけでなく想像力を豊かにもしてくれるものであると、思います。
2022年「こどもの読書週間」のポスター
シャンティが1999年から行っている「絵本を届ける運動」では、絵本が不足している活動地の国や地域に日本から絵本を届けています。
現地の子どもたちが母語で読めるよう、日本語の絵本に現地語の翻訳シールを貼って届けており、カンボジア・ラオス・ミャンマー・アフガニスタン・ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの5か国・地域に絵本を届けています。
「絵本を届ける運動」の活動はこちら
また、各国・地域で語り継がれてきた民話を聞き取り、絵本や紙芝居にして出版する活動も行っています。紛争や内戦により祖国を追われたり学ぶ機会を失った人たちにとって、本を通して自国の歴史や文化・先人の知恵などを知り、それを次世代に繋げていくことができます。
シャンティが活動するミャンマーやアフガニスタンでは、2020年から続くコロナ禍に加え、昨年に起きた政変により子どもたちの学びに大きな影響が出ています。
子どもたちが自由に安心して学べる場所、本に親しむ機会を守るため、これからも活動を続けていきます。
広報・リレーションズ課 佐々木