2020.10.11
読み物

【寄稿】クラフトエイドにかける思い(渡邊智惠子)

クラフトエイド
ニュースレター
人びとの声
連載企画

年4回発行しているニュースレター「シャンティ」に寄稿いただいたシャンティと深く関わりのある方からの記事をご紹介します。

 

シャンティ国際ボランティア会 理事
渡邊智惠子 株式会社アバンティ代表取締役会長

被災地に仕事を作る

私はいま68歳。23歳で大学を卒業してからずっと仕事をしてきて、早45年になります。私には仕事が人生であり、希望であります。

2011年3月の東北震災で一夜にして仕事も家族も家も全て失った人たちに心を馳せました。私は支援に十分なお金も人もありませんでしたが、とにかく彼らに特に女性たちに仕事を作ろうと考えました。

仕事を作るということは息の長い支援になっていくと確信していました。

そこで6月には被災地の小さな小さな漁村の宮城県大指に出向き、何もすることができず避難所にいる女性たちと会いました。その後から陸前高田市、本吉郡南三陸町と被災地に出向き、約50名の女性たちにオーガニックコットンの端布でクリスマスオーナメントを作ってもらいました。

人数は少なくなりましたが、いまだにこの東北グランマの仕事作りのプロジェクトは活動を続けております。

東北グランマの女性たちと筆者(中央)

東北グランマの女性たちと筆者(中央)

 

クラフトエイドにかける思い

時を同じくしてシャンティの理事に就任し、クラフトエイドを担当させてもらっています。

仕事に対する渡邊の気持ちを考えるとクラフトエイドに関わるのは必然のようにも感じています。

「本の力を、生きる力に。」のシャンティのスローガンで育った子どもたちが社会に出て仕事をして、シャンティのクラフトエイドに関わるとしたらなんと素敵なことだろうと。

この東北グランマの仕事作りの女性たちとカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、アフガニスタンの女性たちの技術が一緒になってクラフトエイドに関わってくれるとするならワクワクしてきます。

これから災害はもっともっと頻繁に起きてくるでしょう。そのときに私たちは何ができるのでしょうか。

人が生きる生きがいとはなにかをいつも見据えながら、いつか我が身という意識でこれからも明るく元気に!

 

本寄稿記事とニュースレターについて

本記事は、シャンティが発行するニュースレター「シャンティVol.304(2020年春号)」に掲載した巻末言「道」の内容を元に再編集したものです。※ニュースレター「シャンティ」は年4回発行し、会員、アジアの図書館サポーターに最新号を郵送でお届けしています。

シャンティは、子どもたちへ学びの場を届け、必要としている人たちへ教育文化支援を届けています。引き続き、必要な人へ必要な支援を届けられるよう、月々1,000円から継続的に寄付してくださる「アジアの図書館サポーター」を募集しています。