絵本担当が選ぶ、おすすめ絵本3選
こんにちは。絵本を届ける運動担当です。
「絵本が現地に届きましたブログ」ですが、ラオスは毎年チェックが厳しく、いまだに到着していないため今日は絵本担当が選ぶ、おすすめ絵本3選をご紹介したいと思います。
今年は59タイトルの絵本が選ばれていますが、その中でも私が個人的に紹介したいと思った絵本3冊をご紹介します。
1、ことりを好きになった山岩だらけの山にある日1羽のことりジョイがやってきて、山とお話をしたり歌を歌ったりします。ジョイが旅立つとき山は悲しくなって・・・。自然の描写が細かく書かれているので、読み手の頭の中で水が流れる様子や種が芽吹く様子が場面ごとに綺麗に浮かびます。また、この絵本の絵は「はらぺこあおむし」のエリック・カールさんが描いているため、色彩もすごく鮮やかです。
最後のシーンで涙がこぼれた参加者の方もいるほど、素敵な絵本になっています。
2、風をつかまえたウィリアム
ウィリアムの家は貧しく、彼は満足にご飯を食べることも学校に行くことも出来なくなってしまいました。そんなとき、彼は図書館に行って1冊の本と出会い、そこからあることを思いつきます。
図書館での本の出会いから変わっていく彼の世界はシャンティに通じるものがあり、また、このお話が実話だという点にも驚かされた1冊でした。
3、ぼくがラーメン食べてるとき
タイトルからは想像もつかない展開で衝撃を受けた1冊で、個人的には1番おすすめです!
「ぼくがラーメン食べてるとき、」という言葉からストーリーが始まり、様々な場所の子ども達の一瞬を切り取っていきます。テンポよく一瞬が繋がれていきますが、最後でテンポが変わり、そしてまた最初のラーメンを食べている男の子に絵が戻ってきます。読み終わったあとには色々考えたり、人に勧めたくなる1冊でした。ストーリーに絵や絵の色も非常にマッチしていて、日本絵本賞や小学館児童出版文化賞も受賞しています。どの世代が読んでも楽しめるものです。
ここまで3つ紹介させて頂きましたが、もちろん他の絵本も素晴らしいものばかりです。
別作品の大人気キャラクターがひそかに出てくる「そらいろのたね」や、ジェット機のかっこよさが止まらない「とべ!ちいさいプロペラき」、またロシアW杯も近いので、「ボールのまじゅつしウィリー」もおすすめです。
本のあらすじ等はホームページからもご確認できます。
種類豊富なので、ぜひ素敵な絵本を探してみて下さい。
また、夏休みに向けて自由研究の一環として親子で取り組まれるというお申込みも増えています。人気タイトルは冊数が無くなってしまう場合もありますので、お早目にお申込み下さい。
皆様のご参加お待ちしております!
絵本を届ける運動 担当
写真の中の絵本
ことりをすきになった山(偕成社)
風をつかまえたウィリアム(さ・え・ら書房)
ぼくがラーメンたべてるとき(教育画劇)