【絵本ワークショップの開催】”絵本を世界に届けよう” 知ろう!エシカル テーマグループ
2023年2月1日(水)に、生活協同組合パルシステム埼玉「知ろう!エシカル テーマグループ」の皆さまと翻訳絵本づくりワークショップを開催し、メンバーの方にご参加いただきました。
当日は、シャンティが取り組む活動についてお話しをさせていただき、「絵本を届ける運動」の翻訳絵本づくりを行っていただきました。
当日は、13名のメンバーの方にお集まりいただきました。お二人で1冊の絵本を作成いただき、10冊の翻訳絵本が完成しました。
今回、作っていただいた絵本は、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの子どもたちに届けられる予定です。
最初に、シャンティの事業地や取り組んでいる教育文化支援についてお話しさせていただきました。翻訳絵本が届く先のひとつ、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの状況についてお話しし、子どもたちがどのように絵本を開いているかを知っていただいて、絵本づくりを始めました。
知ろう!エシカル テーマグループの皆さまには、毎年絵本を届ける運動にご参加いただいております。
ご参加いただいた皆さまより、翻訳シールが絵本の絵に重ならないようになどお話しされながら、とても丁寧に翻訳絵本をつくっていただきました。
「今回の言語は左から右に読む言語ですね。以前つくったアフガニスタンのダリー語の絵本は右から左に書く言語でした。」
毎年ご参加いただいている方からいただいたコメントです。絵本づくりを通して、言語にご関心を寄せていただいております。
「子どもたちに人気の絵本はどんな絵本ですか」とご質問いただき、動物がでてくる絵本は人気がありますよ、など和気あいあいとお話ししながら絵本づくりを進めていただきました。
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプで撮影された映像をご覧いただき、難民の人たちが置かれている状況をお伝えしました。それを受けてご参加者の方から、キャンプで育つ子どもたちのことがとても心配、子どもたちの将来はどうなってしまうのと、現地の子どもたちが置かれる状況を心配するコメントをいただきました。
子どもたちが楽しく絵本を開けるように、子どもたちが将来の夢を実現できるように、平和への祈りを込めて翻訳絵本を仕上げていただきました。
困難な状況におかれる子どもたちに、絵本を通して寄り添うということを、皆さまとご一緒に触れる機会になったと感じています。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
皆さまに作成いただいた絵本は、2024年5月以降に図書館での配架や移動図書館活動を通して、子どもたちの元に届く予定です。
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『絵本を届ける運動』では、2023年度のお申込みを受付しています。お申込みや詳細は、こちらからご覧いただけます。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
「絵本を届ける運動」担当
写真の絵本
『ちびゴリラのちびちび』作:ルース・ボーンスタイン、訳:岩田 みみ ほるぷ出版
『じゃぐちをあけると』新宮 晋 作、 福音館書店
『たいそうするよ -1,2,3,はい!-』作:高畠 純、光村教育図書
『ジオジオのかんむり』作:岸田 衿子、絵:中谷 千代子、福音館書店
『おつきさま ひとつずつ』長野 ヒデ子 作、童心社