【翻訳絵本づくりワークショップ開催報告】平塚市立中央図書館
2023年12月23日(土)14時より、平塚市中央図書館主催の「令和5年度平塚市子ども読書活動推進プロジェクト(第2回) 外国の子どもたちに届けよう!~翻訳絵本づくり~」が開催され、翻訳絵本づくりのワークショップ講師として伺ってきました。
平塚市全体の取り組みの一環として、今回は「多様性」について市民の方と考える機会をつくることを目的に、小中学生とその保護者の方を対象に実施されました。
ワークショップでは、カンボジア、ミャンマー、タイの難民キャンプの子どもたちに届けるために、
クメール語、ビルマ語、カレン語の8冊の翻訳絵本を5組の親子と図書館員の方が作成しました。
最初にシャンティ職員から、活動地の子どもたちが絵本を通して学ぶためにシャンティが行っている活動を中心にお話しています。
その後で、作り方を説明して、皆さんで作っていきます。
小学生の子どもたちは切りにくいところは保護者の方に手伝ってもらいながら、丁寧につくってくれました。
「ミャンマーの文字をはじめて見たり、絵本を届けたりすることでより身近になったので良かった」と話された保護者の方は、職場にミャンマー人の方も働いているそうです。
「絵本を届ける運動」が日本国内で暮らすアジアの国々の方への理解にもつながっていることを嬉しく思います。
クリスマスが近いこともあって、「プレゼントできるのが嬉しい」とアンケートに書いてくれた小学生もいました。
また、「ボランティア活動に参加してみたかった」「なかなか参加できる機会がなかったので良かった」という声が多く聞かれ、
SDGsへの関心が広がっていますが、まだまだ気軽にボランティアに参加する機会は限られてしまっていることを感じました。
引き続き、より多くの方に「絵本を届ける運動」にご参加いただける機会をつくってまいりたいと思います。
シャンティ国際ボランティア会 「絵本を届ける運動」担当
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