2022.09.02
クラフトエイド

アフガニスタン・サーレショーナポーチを製作中

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こんにちは、クラフトエイドの嘉味田です。

本日はアフガニスタンから嬉しいお知らせをお届けします。

皆さんから数多くのご心配の声をいただきましたアフガニスタンの海外配送ですが、先日、信頼できる会社が見つかったとアフガニスタンの生産者から連絡をもらいました。すでに、他の国へ荷物を送っているそうで、破損や紛失、遅延もなかったとのこと。

やっと前に一歩進んだ気持ちで嬉しい限りです。

そこで今回、昨年末から生産者と一緒に企画をしていた民族衣装の刺繍部分をリメイクしたポーチの製作をお願いすることにしました。

 

アフガニスタンの民族衣装

 

多民族国家のアフガニスタンでは、各民族がそれぞれ伝統的な装飾をほどこした民族衣装の文化を持っています。皆さんの中には、民族衣装を着たピースベアシリーズがお馴染みかと思いますが、細部にまで刺繍や飾りなどの装飾をほどこした美しい民族衣装は、民族の誇りを感じさせてくれます。

ビーズやミラーを使った独特な刺繍や、カラフルな刺繍糸が織りなす鮮やかな刺繍など、見ているだけで心躍るアフガニスタンの手仕事の数々に、いつも感服させられます。

 

古い民族衣装をリメイクして新しい商品に生まれ変わらせたい!

 

アフガニスタンのバザールでは古い民族衣装のパーツがたくさん売られています。刺繍のデザインも、生地の雰囲気も、ビーズやミラーの使い方も、それぞれ違っており、どれも一点物の貴重な物です。

もう民族衣装を着ないから売ったのか、お金に困って売ったのか、民族衣装を手放した事情はそれぞれかと思います。生産者からもらった画像を見ながら、「可愛い!」とワクワクした気持ちになる一方で、どれも家族の健康や繁栄を祈りながら、女性たちが心を込めて作った大切な民族衣装と思うと複雑な気持ちになりました。

今回、古い民族衣装からリメイクされた新しい商品を通して、アフガニスタンのことをたくさんの方に知っていただきたいと考えています。

 

一つひとつ丁寧に仕上げて行きます。

 

両肩の刺繍部分をサーレショーナと呼ぶそうで、購入したサーレショーナを一度洗濯して汚れを落としてから、ほつれている部分や破れている部分を縫い直したりテープで補強しながら、一つひとつ丁寧に修理していきます。

物によって刺繍の大きさや形が違うため、どの部分を使うかも慎重に考え、生地をカットしていきます。大きなものからは2枚とれることもありますが、どれも一点物の大変貴重な生地です。刺繍の色合いに合わせて、デニム生地や緑、ピンク色の生地を合わせて縫製していきます。

約タテ11cm×ヨコ17cm、化粧ポーチとしても使える大きめサイズで、中には小さなポケットも付いています。

 

完成したサーレショーナポーチたち

 

アフガニスタンからの次の荷物を出荷する際に、30個ほど一緒に届く予定になっています。どれも一点物になっているので、今回はイベント販売限定で実際にお客様に見てもらって、気に入った物を購入いただこうと考えています。

イベントの出店情報は、クラフトエイドのオンラインストアに随時更新していますので、是非、チェックください!

クラフトエイドオンラインストア→https://craftaid.jp/

新しい持ち主が大切に使ってくれることで、女性たちの想いを次の世代に繋いでいけることを願っています。

クラフトエイド 嘉味田 倫慧