絵本を届ける運動 おすすめ絵本3選
こんにちは。
今回は「絵本を届ける運動」のインターン生が選んだ、おすすめ絵本3冊を紹介していきたいと思います。
1. おつきさまひとつずつ(童心社 長野ヒデ子)
あこちゃんとお母さんが手を繋ぎながら帰っていると、空にはまんまるなおつきさま。
あこちゃんはおつきさまについての質問をお母さんに投げかけます。ここで注目して見て頂きたいのが、絵です。
様々な国が出てくるのですが、絵からその国の雰囲気を感じることができます。
アフリカは ”ゾウ” 中国は ”パンダ”
では南極の場面では、何が登場するでしょうか?是非何が出るかも楽しみながらご覧ください。
この絵本を読んだ後に見るおつきさまはなんだか特別なものに、、。月の見える夜に読んでいただきたい絵本です。
2.りんごがひとつ(童心社 いわむらかずお)
なっちゃんが持ってるあかいりんご。丘の上を散歩していたら、ころころころ、なっちゃんは頑張って追いかけます。
丘にいる動物たちも一緒にあかいりんごを追いかけます。みんな、”ころん ころん” 転がります。転がりながらも追いかけたあかいりんご、取り戻すことはできるのでしょうか。
最後に色々な動物があつまっている姿を見ると優しい気持ちになります。
カラフルな絵ではなくまっかなりんごが目立つ、絵の色使いもとっても素敵な絵本です。
3.なまえのないねこ (小峰書店 文:竹下 文子 絵:町田 尚子)
なまえがほしいのではない、欲しかったのは、なまえをよんでくれるひとなんだ。
この一文からもわかるように、この絵本は自分の周りの人に感謝したくなる、愛を伝えたくなる一冊です。
物語の主人公は、なまえのないねこ。周りのねこにはなまえがあるのに、一度もなまえをつけてもらったことがない。
皆が名前を呼ばれている姿に憧れて、じぶんのなまえを探しに街を歩きます。犬にも猫にも花にも名前がついている。
でもなかなか自分のなまえは見つけられない。雨宿りしているなまえのないねこに小さな女の子が話しかけ、ねこに名前を付けます。なまえを探し続けていたねこがなまえを呼ばれて、気が付いたこととは?
ストーリーが素敵なのはもちろんですが、可愛いねこたちもたくさん登場し、心温まる絵本になっています。
ここで取り上げることができなかった絵本も申し込みを受けています。子どものころに絵本を読んでいる時には感じなかったことを、大人になった今もう一度読み返すと感じることができ、とても豊かな気持ちになります。
絵本によって、絵のテイストが違うのも絵本の醍醐味だと思います。是非物語と共に絵もお楽しみください!
この活動を通じて、皆さんとアジアの子どもたちの気持ちがより豊かになることを願っています。