【翻訳絵本づくりワークショップ開催報告】ドキュサイン・ジャパン株式会社の皆さま
2024年5月30日(木)13時より、ドキュサイン・ジャパン株式会社様主催により翻訳絵本づくりのワークショップを開催いただきました。社員の方を対象に、会議室にお集まりいただいて翻訳絵本づくりを行いました。
ワークショップでは、ミャンマーあるいはタイにあるミャンマー(ビルマ)難民キャンプの子どもたちに届けられるビルマ語の翻訳絵本30冊を作成いただきました。
最初にシャンティ職員から、ミャンマーの子どもたちが絵本を通して学ぶためにシャンティが行っている活動についてお話ししました。その後で、つくり方を説明し、皆さまにつくっていただきました。
毎年継続してご参加いただいており、今年で翻訳絵本づくりは3回目ですとお話ししてくださる社員の方もいらっしゃいました。
ミャンマーの映像で、図書館員が子どもたちに読み聞かせをする映像をご覧いただきました。「あのような子どもたちに届く絵本だから、大切につくります。」というコメントをお寄せいただき、子どもたちとのつながりを感じていただきながら翻訳絵本づくりを行っていただき嬉しかったです。
黒い枠線が残らないように丁寧に切り取っていただいている様子です。
翻訳シールの裏紙のスリットを活用していただき、大きな翻訳シールもずれずに貼り付けていただきました。
ビルマ語でのお名前書きにも挑戦いただきました。
『3びきのくま』は、翻訳絵本づくりの難易度が高いタイトルになります。やりがいがありますね、などお話しいただきながら和気あいあいと翻訳絵本をつくっていただきました。翻訳シールの切り取りを手伝われたり、皆さまで楽しそうに協力しながら翻訳絵本づくりに取り組んでいただく様子がとても印象的でした。
2021年の軍事クーデター以降、ミャンマーでは戦闘が続いており、子どもたちは大変厳しい状況に置かれています。子どもたちの様子やシャンティが現地で取り組む活動について知っていただいた上で、ビルマ語の絵本を作成いただけたご様子で有難かったです。
その後作成いただいた翻訳絵本は早速事務所にご返送いただきました。翻訳絵本が現地に届くのは来年以降になります。ミャンマーの子どもたちに大切に届けてまいります。
ドキュサイン・ジャパン株式会社の皆さま、今年も「絵本を届ける運動」にご参加いただき、ありがとうございました!
シャンティ国際ボランティア会 「絵本を届ける運動」担当
<写真の絵本>
『3びきのくま』作 ポール・ガルドン 訳 多田 裕美 ほるぷ出版
『しあわせなときの地図』文 フラン・ヌニョ 絵 ズザンナ・セレイ 訳 宇野 和美 ほるぷ出版
『ダメ!』原作 くすのき しげのり 文・絵 いもと ようこ 佼成出版社
『おおきなかぶ』再話:A・トルストイ、訳:内田莉莎子、画:佐藤忠良 福音館書店