カンボジアコミュニティ図書館:現地メディア露出まとめ
先月、カンボジアのコミュニティ図書館(CLC)事業が、
「CLC成功例」として現地メディア3局にとりあげられました。
以下にメディア露出をまとめます。
TV露出①
※画像をクリックすると動画をご覧いただけます。
カンボジア全国放送SEA (Southeast Asia) 6月22日放送
“Strengthening the implementation of Community Learning Center”
「モデルCLC」としてシャンティのCLC事業を紹介
(会議以外で写っているのは、すべてシャンティのニーペックCLCの模様です。)
以下が訳です。
「コミュニティラーニングセンター(CLC)は、生涯学習と「持続可能な開発のための教育」
(ESD)の促進に関して重要な役割を担っています。
NEPは、CLCをカンボジアで生涯学習とESDを促進する施設にすることを目的とし、研修会を開催しました。この研修会では、実際の成功例として、シャンティのニーペックCLC(コンポントム州コンポンスヴァイ郡ニーペック集合村)への視察ツアーも行いました。
教育省ノンフォーマル教育局の代表、NEPメンバー(ノンフォーマル教育分野で活動する
30のNGO)が本研修会に参加、シャンティのCLCを訪問しました。
主な目的は以下の3点です。
1. 持続可能なCLCの運営と発展の戦略を学ぶ。とりわけ、生涯学習とESDを可能にするCLCの
運営、アクセス、住民参加の鍵を探る。
2. シャンティとWorld Visionの事例を通して、生涯学習とESDを可能にする
実践的なCLC運営の理解を深める。
3. 上記2点を通して、カンボジアにおけるCLC政策とそのガイドライン形成に影響を与える。
この研修はドイツのDVVインターナショナルによって支援されました。NEP代表のチュン・チャンヴィスナさんは「参加者たちはこれを機に、CLCについて学び、実践していくでしょう」と述べています。
DVVインターナショナル地域ディレクターのUwe Garrtenschlaegerさんは、カンボジアでCLCを通じた教育普及を行うNEPとの連携について心から感謝していました。CLCは基礎教育、職業訓練、識字教育、保健衛生などのプログラムを提供し、フォーマル(学校)教育ではできないことを補完します。CLCは受益者の近くに存在し、失業者、出稼ぎ労働者、高齢者などのニーズにも対応した、柔軟な教育プログラムを提供します。
カンボジアのCLCは1998年にコンポンスプー州、タケオ州、コンポントム州で始まりました。
今日のその数は国内全体で347にのぼります。
シャンティのニーペックCLCは4つの活動を行っています。
1. 図書館
2. 識字教室
3. 生活向上研修
4. その他、教育、文化、スポーツ活動
シャンティのCLCは、成人住民が貧困のサイクルから抜け出すことで、
村の子どもたちの教育機会を拡げていくことを目指しています。
教育機会は国から提供されるだけでなく、(NGOなどの)教育機関によっても提供されているという好例です。」
カンボジア全国放送CTN(Cambodian Television Network)、
昼のニュース番組「Khmer News」「Guest Interview」6月15日放送
現地職員のヴィチェットが国民的トークショーに生出演し、CLC事業について紹介
カンボジア全国放送VOD(Voice of Democracy)6月17日放送
“Community Learning Center will reduce unemployment to the people”
若者の貧困についての会議撮影の一環として、
「貧困削減に貢献するCLC」としてシャンティのCLC事業の模様を放送
0:30~0:40に現地スタッフのVichethのプレゼン、
1:00~1:17にCLC事業の模様が流されています。
これらの放送の背景は◆コミュニティ図書館、モデル化へ大きく前進!◆をご覧ください。
コミュニティ図書館(CLC)事業の過去記事はこちら:
2015.10 「シャンティ」モデル政策化、カンボジア全土普及へ
2015.09 #121「2本のばら」
2015.08 ある日の調整員
この記事以降↑、以前↓
2015.07 モデル化へ大きく前進!
2015.06 識字教室開始!
2015.04「成功例」として教育省年次報告書に掲載!