2015.07.19
海外での活動

【ネパール地震】仮校舎が完成しました!

ネパール
活動風景
震災

ナマステ!(ネパールの言葉で「こんにちは」)

緊急救援室の木村です。1ヶ月半ぶりにネパールに来ています。日本は梅雨明け間近のようですが、ネパールは雨季本番。カトマンズでは、夕方~明け方に雨が降ることが多いようです。

カトマンズ市内の避難テントが密集している場所

(写真:カトマンズ市内の避難テントが密集している場所)

カトマンズの町はだいぶ活気を取り戻したように感じられました。これからの1ヶ月の滞在で、そういった表面の変化だけではなく、ひとびとの気持ちの変化もお伝えできたらと思います。

そうこうしている間に、この間ヌワコット郡に滞在していた竹内スタッフより、「仮校舎が完成した!」との嬉しい報告がありましたので、早速お届けします。

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シャンティによる仮校舎が完成しました!(下の写真の右側の建物)

シャンティによる仮校舎
ヌワコット郡の郡庁所在地ビドゥー村にあるスラクシャナ小中学校(上の写真奥の建物)は、日本政府がネパール政府との友情のしるしとして提供した建築資材を用いて建設された学校です。残念ながら、今回の地震で大きな被害を受け、使用禁止の「レッドフラッグ(日本でいう“全壊”を示す赤いしるし)」がついてしまいました。

全壊したスラクシャナ小中学校

日本政府とネパール政府間の友情のしるし

というのも、当初は1階建として建築されたのですが、その後2階を増築したために、重みに耐えられなくなってしまったことが全壊の原因のようです。
この学校では、全18教室、全校生徒数325人、3歳から18歳の子どもたちが勉強しています。地震後に山岳地帯から避難してきた子どもたちも受け入れており、生徒数はさらに30名ほど増えたそうです。
シャンティは、学校が独自に建設したものに加え、2棟4教室、約160人を対象とする仮校舎を建設しました。

日本政府がネパール政府との友情のしるし
校長先生のケソップ・ボスネット先生は、この日も更に学校独自の仮校舎の建設に自ら汗を流している最中でした。現在ネパールの公立学校は雨季のお休み期間中。休み明けに生徒を向かい入れることについて話していると、お互い自然と笑みがこぼれました。

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現地の状況に鑑み、中長期的な支援が必要とされることが予想されます。
みなさまからの温かいご支援をよろしくお願い致します。

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※なお、仮設教室建設・トイレ建設の事業の一部はジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成金を受けて実施しています。