新型コロナウイルス緊急支援「衛生用品、食料や生活用品の配布」

今、私たちができること～明日につなぐ物資配布～

世界的規模で新型コロナウイルスの危機に直面している中、シャンティはこれまで培ってきた経験や教育支援団体としての強みを活かし、「新型コロナウイルス」緊急支援事業をはじめました。その一つが、海外の事業国での感染拡大予防、生活困窮家庭を支援するための物資配布です。

ネパールでの支援活動

シャンティが活動する国の中で最も早くロックダウン（都市封鎖）が始まったのは、医療体制が脆弱なネパールでした。2020年4月下旬、シャンティは学校の防災事業を行ってきたヌワコット郡の病院や保健所へ防護服やマスク、手袋などの感染予防物資を供与しました。

各地方自治体の町長、村長に物資を渡している様子

ネパールでの新型コロナウイルス関連情報

アフガニスタンでの支援活動

アフガニスタンでは、上下水道や医療サービスも整っておらず、手洗いや石鹸すら知らない人々もいます。シャンティは、住民に感染予防物資を配布し、特に困窮している家庭には、1家族の1カ月分を想定した食料も配布しました。同時に、ポスターを作り掲示するなど、感染予防の啓発活動を行い、衛生知識が普及するよう活動を行っています。

1世帯約10人を想定した1カ月分の配布物資

アフガニスタンでの新型コロナウイルス関連情報

ミャンマー（ビルマ）難民キャンプでの支援活動

タイ国境のミャンマー（ビルマ）難民キャンプでは、支援している７カ所の難民キャンプの図書館に、消毒液や非接触型の体温計を配布し、感染予防対策をとりながら、図書館活動を続けています。

ミャンマー（ビルマ）難民キャンプでの新型コロナウイルス関連情報

図書館に配布する感染予防物資とシャンティスタッフ

活動を行っている地域で、配布した物資が、この困難を乗り越え、明日を生きる糧になることを願います。

事業サポート課　竹本

シャンティの「新型コロナウイルス」緊急支援事業について