• TOP
  • トピックス
  • 活動内容
  • 【平成30年7月豪雨 被災者支援vol.3】避難所で傾聴カフェ「ほっとサロン」を開催しました
2018.07.25
緊急人道支援

【平成30年7月豪雨 被災者支援vol.3】避難所で傾聴カフェ「ほっとサロン」を開催しました

国内災害
水害

この度の平成30年7月豪雨により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます

ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援を受けて実施した初動調査を通じて確認された情報を踏まえ、以下の3つの判断基準に従い実施対象地域の最終検討を行った結果、私たちは愛媛県西予市を中心として救援活動を展開することを決定しました。

1. 被害が甚大な地域への支援を優先する
2. 他団体の取り組み状況が遅れがち且つ手薄な地域への支援を優先する
3. 中長期的な活動を見据え、連携可能且つ実施能力のある地元団体が存在する地域を優先する

「お話しできるだけでも嬉しい」避難所で聞こえてきた声

シャンティは愛媛にて、地元の青年会(福祉活動を行う若い僧侶のグループ)と協力し傾聴活動を行っています。家の片づけなどをしている住民やボランティアの方を対象に塩あめやかき氷を提供しながらお話を聞く「路上カフェ」、また、地元の方々や他団体の支援関係者にご協力いただき、愛媛県西予市野村小学校の避難所で「ほっとサロン」を開催しています。

  • 2018年7月14日撮影(愛媛県西予市)
  • 2018年7月14日撮影(広島県三原市)

「ほっとサロン」は被災後慣れない避難所での生活で、自分の気持ちを伝えられず、ストレスがたまって心身に悪影響が出ることを防ぐため、自由にお話ができる場として開いています。家が流された喪失感からか、元気がない方もいらっしゃいました。その方と奥さまが生活している避難所内の居住スペースには、ベッド2台以外何もありませんでした。帰り際「もう帰っちゃうの?」と寂しそうに声をかけられました。「何もないと日中から寝てしまい、夜、眠れなくなってしまう」という声や「(避難所で)何もすることがない中、お話しできるだけでも嬉しい」という声を聞くことができました。「ほっとサロン」では、みなさんほんとうに楽しそうにお話してくださっています。今後もサロンに関わってくださる方々と協力して、みんなのカフェを作ってまいります。

今後のシャンティとしての取り組み

・時期ごとのニーズに応じた物資配布
・傾聴カフェの実施
・避難所での「ほっとサロン」の運営
・地元の読み聞かせグループの活動支援
・ボランティアの活動支援
・被災地交流プログラム(予定)

被災地には多くの団体やボランティアが入っていますが、まだまだ人手が足りていない状況です。

阪神淡路大震災以降、国内災害の支援活動を行ってきたシャンティの経験を活かし、平成30年7月豪雨の被災地での支援活動に取り組んで参ります。活動の進捗については、随時お知らせさせていただきます。被災地で必要な支援を迅速に行うには、皆さまのご支援が必要です。どうぞご支援よろしくお願いいたします。